かねがね、平成17年、春頃の私の体験のはなしであります。

(月日も例によって、ちゃんと憶えてますよ。)

 僕は、午前中、例によって銀行の業務果たすため、繁華街

にある様々な銀行行っておりました。

 その途中、ハプニング起きました。銀行と銀行の間にある

むかしから馴染みの高層ビル{いまはなくなりましたが}通り

かかると、ロビーの中にいる若い女性が私を手招きして

呼ぶのだ。彼女はしゃがんでおり、落ち着いてるふうで

なかった。わたしは、ガラスの扉を開いて中に入り、

「お嬢さん、どうなさったのですか?」と訪ねました。


 彼女は成人式迎えてちょっとたった頃であり、彼女は

わたしとは別の区に自宅があるという。彼女は随分不遇の

身の上だった。わたしはわたしのやり方で、ずいぶん面倒

見たです。

やがて、彼女はタクシーに乗り、わたしの地元の大きな規模の

地下鉄の方向に走って行った。そこはでっかいデパートが

4つも5つもひしめき合ってるから、そこに行ったのだろう。


 わたしは、それから一月後、彼女の携帯に電話してみた。

ガイダンスで、現在使われておりません、でした。


 彼女とはそれっきりです。

 でも、わたしの思い当たることといえば、その一年後

いつごろだったかは忘れたけど、夕方過ぎ頃当時わたし

は自宅の玄関の上に携帯を充電器に差し込んでいたが、

着信音が鳴った。しかし、公衆電話、と表示されていた。

わたしは、絶対原則として自宅の固定電話も携帯も

じぶんとこの電話番号もろくに教えない電話は、

出ないことにしてるが、わたしは、ひよっとして、と

思い電話にでた。・・・どうやら若い女性だと思うが

お気の毒に、病気に罹ってるらしい・・蚊の鳴くように

喋っている・・ 去年のお嬢さんだろうか?・・

ぼくは「お大事になさって下さいね・・」と電話切りました。


 その一週間後、また同じシチェーションになったのですが、

今度は男の子なのか、女の子なのかは分からないが

小さい子どもがただ泣きわめいている・・

わたしは、君、ちゃんとお父さんお母さんの言うこと

聞くんだよ・・と電話切りました。


 わたしが平成20年、春頃、真夜中に自宅の茶の間で

正体不明のお嬢さんを見て、舞 悦子さんの生霊だ!

というはなしは半分得意で随分したが、ひょっとしてその

H17年の彼女だろうか・・  やっぱり亡くなったひとと

いうのは、じぶんと縁とゆかりのある人の居場所が

自然に分かるのだろうか・・?わたしは彼女に自分の

名前と携帯番号は教えたが、もちろん自宅の住所は

ちっとも教えていない。 「勝手にころすな!」と笑う

ひともいるだろう。


 愚生のぼくの話を皆さんが、どう受けとめられるかは

みなさんのご自由です。

 ただ、わたしはわたしであり、とにかくすべては「愛」です。