ぼくは、かねがね平成20年春頃(月日もちゃんと憶えてますが)、不思議な
体験したです。
ぼくは、その日真夜中午前2時頃目醒めました。わたしは病気ではなく
たまたま偶然起きたのです。
ぼくは何気なく寝室から茶の間にゆきました。なんか茶の間の様子が
おかしいのです。茶の間は5坪くらいの広さでほぼ中央にテーブルがあり、
電話機、電気スタンド、本数冊、筆記用具、業務ノート、食器などが乗っかって
おり、四方には結構頑丈な四本足の椅子があります。
なんとテーブルの下に若い女性がもぐり込んでいるではありませんか。
ぼくは3DKのマンションに35年以上住んでおります。
彼女はちょっと肩と背中のはだけた水色のワンピース、随分丈の長い白い
スカート、そしてつばの広い白い帽子被ってました。彼女はしゃがんで背中を
丸め顔を両手で覆ってました。人間の体型上狭いとこにもぐりこんだらそういう
態勢になってしまいますけどね。彼女は僕の向かって横を向いてました、
彼女の左膝のとこには赤いランプみたいなのがありました。
ぼくはあっけにとられ、「お嬢さん、お嬢さん・・」と訪ねましたが、彼女はしきりに
怯えてました。ぼくが何気なく茶の間から席を外し、寝室のほうに戻ると
彼女はその隙にテーブルの下から出たらしく、茶の間から出入り口のドア
に向かって細い通路をバタバタ駆ける音がして、やがてドアがばたんと
閉まる音がしました。ぼくは玄関に行って電気つけましたが、カギはちゃんと
かかってたしなあ。またテーブルの下から出るのに、よくすんなり頑丈な
イスをどけられたし、ぼくのうちはかなり長く住んでるからそれなりの風説
が経ってるから、家具もごちゃごちゃあってスペースないのに、よくまわりの
ものにぶつかったりせず、ひっくり返したりせずスラリと逃げること出来たな・・
よっぽど運動神経良いお嬢さんなんだな・・。しかも殆ど暗闇のとこを・・。
ぼくは、茶の間の電気もつけましたが、テーブルの下はもぬけの殻。
風呂場のとこも点検したけど誰もいない。僕とは別の寝室で休んでた
当時まだ元気だった父さんは眠りこけてる。
僕の不思議な出来事は、まだ続きました。
僕は五階に住んでるのですが、やがて東向きの窓から何気なく下を
見下ろすとななめ右の横断歩道の西寄りに、女の子が三人しゃがんでました。
そのうち二人は歩道と車道の境界のとこに僕に背中向けて、並んでました。
もうひとりは、ふたりから2mほど離れたとこにふたりのほうを向いたとこに
しゃがんでました。3人ともさっきぼくが部屋の中で見た女の子と同じ
ファッションで統一されてたから、僕は「あれ?今しがた僕の部屋に
どうやって忍び込んだか不明だけど、例の彼女とそのお友達ふたり
かな??」 ぼくは外出し廊下に出てEVに乗って下に降り地上に
行って、例の横断歩道のとこにゆきましたが、人影ひとつありません
でした。 なんだ、彼女たち解散したのか、ちぇ、つまんないの、
ぼくは物足りない気持ちで自分のうちに戻りました。
ところが、ぼくが部屋にもどって東向きの窓から見ると、やっぱり
彼女たちはいるのです。 果たしてぼくは彼女たちをつかまえようと
何回外出したことか。彼女たちは僕が地上に降りて来るのを
見計らう術でも知ってるのか、ぼくが横断歩道のとこいくと猫の子
一匹いない。そして僕がうちにもどり窓から下見るとちゃんと
いるんですねー。???・・
ぼくはキツネに包まれたようでした。そしてぼくは部屋の中
でも廊下に出ても、なんか小悪魔がぼくにボソボソ囁いてる
ような・・。 ぼくは何回目かの外出の時、「また、エレベーター
のってるゥ」なんて声が聞こえたようでした。
やがて、午前五時ころになり、夜が明けて明るくなると彼女
たちは、窓から見下してさえも見えなくなりました。
ぼくは再び寝てお昼まで休んでましたが、それ以降正体不明
の彼女たちを見ることはなく、ましてやぼくの部屋に若い女性
が入り込んでいたことも、まるでありませんでした。もちろん
小悪魔の囁きが聞こえることも・・。
ぼくは、父にこのことを話しカギのシリンダーを交換した
ほうが・・と言うには言いましたが、父は意に介さず、でした。
ぼくは検挙不審者が、よりによって真夜中に忍び込んだ
たのですから、考えてみるとこりゃ事件ですがぼくはなぜか
微塵も心配しなかったから、管理人さんにもマンション経営
会社にも何も一言もいわなかったです。別にマンション
でも他にも被害者・・がいたなんて話はみじんもなかったです。
ぼくは、それ以降別に大事はなくふつうに生活してました。
いままで、ぼくのカウンセリングの方たちとか馴染みの
福祉者のかたちは、このこと話すとちょっと驚いた顔して
「それで、あなたはそれを気にしているのですか?不安なの
ですか?」と訪ねて来られましたが、ぼくは「とんでもござい
ません。それどころかぼくはとても心地良かったです」と、
お答え申し上げました。「それは、妄想ではないのです
か?」と仰っしゃってましたけど、「僕は妄想でもなんでも
いいんですがね」と言いました。
わたしは相変わらず毎日みっちり働き、おとなしく暮らしており
ます。わたしはいまの仕事今年で28年目です。
わたしとしては、また天使様(?)が、ぜひまたお見えになって
欲しいんですがネ。(笑)