医薬品の副作用機序別分類

目的

医薬品の副作用を臓器別でなく、3つの発生機序に分類して考える。




①薬理作用
 頻度が高い副作用

 
 SSRI中断によるめまい
 降圧剤のふらつき
 カルシウム拮抗薬の便秘
 抗生剤の下痢

②薬物毒性
 初期から発生する事が少ない
 投与量が多く、投与期間が長いと発生しやすい

 例
 アセトアミノフェンの高用量の肝毒性
 (6ヵ月経過したら注意が必要)

③薬物過敏症
 重篤なものが多いが頻度は少ない
 6カ月経過したらあまり起きない
 症状が出たら即座に中止
 (同じ薬は今後絶対使用しない、骨格が似ている薬にも注意が必要

 
 キシロカインによるショック、心停止

 見つけ方
 例 ロキソニン(ロキソプロフェン)
 発熱・発疹・掻痒感など現れたら早めに教えてくださいなどと伝え



患者様には薬の服用期間にあわせて説明する事が重要


 

 


 

  

 

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