化学療法
がん細胞は正常な細胞と違い、際限なく増殖を続けます。化学療法では抗がん剤の殺細胞効果により、細胞増殖を制御しているDNAに作用したり、がん細胞の分裂を阻害することで、がん細胞の増殖をおさえます。

術前化学療法として手術を行うことが難しい場合、しこりが大きく乳房部分切除が出来ない場合に3~6ヵ月間の化学療法を行うことがあります。

この方法により、手術を受けられる人が増えます。術前化学療法で腫瘍が十分に縮小しない場合、乳房切除術を行ったり、放射線治療や内分泌療法を追加することがあります。
術前化学療法を行う目的はどこかに潜んでいる微小転移を死滅させることです。
術後化学療法により、再発率、死亡率の低下が報告されています。
早期の乳がんでは多くの場合、再発・転移を防ぐ目的で行われます
化学療法は複数の抗がん剤を組み合わせて使用します。

■化学療法の副作用
抗がん剤は正常な細胞にも作用するため副作用があります。
特に髪の毛、口や消火器などの粘膜、あるいは血球を作る骨髄など新陳代謝が盛んな細胞が影響を受けやすく、脱毛、口内炎、下痢、白血球数減少、血小板数減少などが起こることがあります。
その他、全身のだるさ、手足のしびれ、吐き気、関節痛、筋肉痛、皮膚・爪の変化、

肝機能の異常など出ることがあります。


  

 

 

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