プラリアは骨粗鬆症と関節リウマチの薬




骨粗鬆症に関し、プラリアは半年に1度の注射で良く、しかも他の薬ではなかなか増えにくい大腿骨の骨密度を増やすことが出来ます。


特に


・腰椎よりも大腿骨の骨密度の低い方


・ボナロンやボノテオなど、月に1回起床直後の空腹時に内服するお薬が飲みづらい方


・重度の骨粗鬆症はあるけど、自己注射薬や毎週通院して注射するのはちょっと、という方


・自己注射薬を2年間終了した方


などが良いと思います。


また、骨形成促進薬であるフォルテオを使用した後にプラリアを使用した人でも、さらに骨密度の上昇効果が確認されました。


通常、毎日自己注射を行うフォルテオの使用は2年間に限定されるため、その後の治療を行わなければせっかく上がった骨密度が低下しますが、プラリアにスイッチすることでさらに骨密度の上昇効果が期待できます。


ごくまれに注射後に、血液中のカルシウム濃度が下がることがあり、予防のためにビタミンD製剤やカルシウム製剤を併用して内服する事があります。


骨粗鬆症は症状、痛み等がないため、沈黙の病気とも言われており、健診などで見つけない限り、骨が折れてからわかります。


骨が折れる前に、健診などで自分の骨密度を知り、早めに骨密度を強くしておくことが大切です。


検診時は簡易的な手首や踵の骨で測るのではなく、実際に寝たきりにつながってしまう腰椎と大腿骨の骨密度を測定することが大切です。


骨粗鬆症による骨折は骨が弱くなっているため連鎖します。


骨粗鬆症の治療をすることは、骨折のリスクが下がるだけでなく、同時に介護が必要になることを防ぎ、ご家族が働ける時間を確保することにもなります。


骨粗鬆症の治療には時間がかかります。
時間を味方につけて、早くから骨密度を増やし、強い骨を作る事が重要。


骨折を未然に防ぐ、

骨粗鬆症の早期発見と治療が重要!!!