加齢黄班変性は高齢者にみられる重篤な
視力障害で失明になる可能性がある。
黄班とは、光を信号に変えて脳に送る網膜の中心にあり、細かい物や色を見分ける重要な役割をしている。
黄班に問題が生じると視野の中心がかすんだり、まっすぐな線がゆがんで見える、信号の色がわからなくなる等がある。
■原因
・加齢
・喫煙
・肥満
・ストレス
・動物性脂肪が多い食事
・高血圧・糖尿病
■タイプ
・しん出型
・萎縮型(治療が確率されていない)
■検査
・視力検査
・眼底検査(網膜の出血、むくみ等確認)
・光干渉断層計(OCT)網膜の断面を調べる
■治療
抗VEGF薬の眼内注射
レーザー治療
栄養補助食品(ルテイン等)
光線力学療法
ロービジョン補助具
ルテイン含有のサプリメントが
良いと言われている



ルテインはほうれん草、緑黄色野菜に
入っている。
■早期発見方法
アスラムチャートを使用
2020年12月10日
慶應義塾大学は高脂肪食を継続摂取させて作製した加齢黄斑変性モデルマウスに対し、高血圧治療にも用いられているアンジオテンシンII 1型受容体拮抗剤(ARB)を投与し、病態の進行予防・視機能回復に成功したと発表した。今後に期待したい



日本人の有病率は確実に増加している。
現在、50歳以上の80人
に1人が加齢黄班変性症
である