アスピリン喘息とは、アスピリンおよびアスピリンと同様な作用がある解熱鎮痛剤(解熱剤、鎮痛剤、風邪薬、坐薬、湿布など)などによって誘発される喘息のことである。

しかし、最近では、アスピリンだけに対する過敏症と混同されやすいため、NSAIDs過敏喘息と呼ぶ方が良いともされています。

成人喘息患者さんの約5~10%にみられ、解熱鎮痛剤だけでなく、食品や薬剤に含まれる色素、防腐剤などによって誘発されることがありますので注意が必要です。

  • ポイント

  • アスピリンぜん息の患者さんは、アスピリンだけでなくすべての解熱鎮痛薬に注意が必要!!!!

  • (ただし、カロナール®やセレコックス®は、ほぼ安全に使用できます。)

  • 特に成人後にぜん息を発症した、鼻茸(鼻ポリープ)のある方、女性の重症喘息患者さんは注意が必要

  • ぜん息患者さんが解熱鎮痛薬を使用する際には、必ず医師や薬剤師に相談してください。