■原因

アレルギー素因
        +
皮膚バリア低下
免疫異常
        +
皮膚のかゆみ→かく

かくと余計かゆくなり、皮膚バリアがさらに低下、悪循環になる。

皮膚バリアが低下すると、皮脂膜が薄くなり、外からの刺激が入りやすい


■症状が出やすい場所
首、ひじ等が多い

■年齢
子供が多い

40歳以降少なくなる

■薬


ステロイド軟膏

基本はステロイドで炎症をおさえる

強くすりこまない
優しくぬる

塗った部分を垂直にして、ティッシュが落ちない程度に厚く塗る

ステロイドは顔等の弱いものから強いものを塗っていく

副作用
眼圧上昇
皮膚が薄くなる

保湿剤

ヒルドイド等

バリア機能改善のため重要

風呂上がりの使用が効果的
10分以内がベスト
風呂場で塗るのもよい


タクロリスム(プロトピック)

主に顔、首等に使用

ステロイドのように皮膚が薄くなる副作用がない


デュピルマブ(注射)
製品名:デュピクセント皮下注
生物学的製剤


2週間に1回の注射
(家でも注射できる)

炎症をおさえ、バリア機能も改善

ステロイドに比べ副作用が少ない

薬代が3割負担で月4万円位かかる

場合によっては高額療養費制度の対象になる

デルゴシチニブ軟膏
製品名:コレクチム軟膏
(JAK阻害薬)


2020年6月販売

軽症から使用出来る

■ポイント

アトピーはかく事で始まる
患部は冷やすとよい

汗をかくのはよいが、皮膚に残さない

かゆい時だけ塗るのはダメ!!!!!!
かゆくなくても毎日塗る

まずはステロイド、改善しなければ次の治療を選ぶ