
ピリン系解熱鎮痛薬
セデス・ハイ
第2類医薬品
●鎮痛作用の強いピリン系のイソプロピルアンチピリンをはじめ4種類の成分を配合することにより、強い痛みにもすぐれた鎮痛効果をあらわします。
●小型の服用しやすい錠剤で速く効きしかも効果が持続します。
成分・分量・用法
白色の二層の錠剤で、1錠中に次の成分を含有しています。
イソプロピルアンチピリン(IPA)・・・75mg
(熱を下げ、痛みをやわらげる)
アセトアミノフェン・・・125mg
(熱を下げ、痛みをやわらげる)
アリルイソプロピルアセチル尿素・・・30mg
(痛みをおさえるはたらきを助ける)
無水カフェイン・・・25mg
(痛みをおさえるはたらきを助けるほか、頭痛をやわらげる)
用法及び用量
次の量をなるべく空腹時をさけて、水またはぬるま湯でおのみください。
また、おのみになる間隔は4時間以上おいてください。
成人(15才以上)・・・
1回量2錠
1日服用回数3回を限度とする
15才未満・・・服用させないでください
効能・効果
●頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・神経痛・腰痛・外傷痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛の鎮痛
●悪寒・発熱時の解熱
使用上の注意
使用上の注意点
1.次の人は服用しないでください。
(1)本剤または本剤の成分によりアレルギー症状をおこしたことがある人
(2)本剤または他の解熱鎮痛薬、かぜ薬を服用してぜんそくをおこしたことがある人
2.本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないでください。
・他の解熱鎮痛薬、かぜ薬、鎮静薬、乗物酔い薬
3.服用後、乗物または機械類の運転操作をしないでください。(眠気などがあらわれることがあります。)
4.服用前後は飲酒しないでください。
5.長期連用しないでください。
使用上の相談点
1.次の人は服用前に医師、歯科医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください
(1)医師または歯科医師の治療を受けている人
(2)妊婦または妊娠していると思われる人
(3)高齢者
(4)薬などによりアレルギー症状をおこしたことがある人
(5)次の診断を受けた人
・心臓病、腎臓病、肝臓病、胃・十二指腸潰瘍
2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください
【関係部位:症状】
・皮膚:発疹・発赤、かゆみ
・消化器:吐き気:嘔吐、食欲不振
・精神神経系:めまい
・その他:過度の体温低下
まれに下記の重篤な症状がおこることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
【症状の名称:症状】
・ショック(アナフィラキシー):服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁などがあらわれる。
・皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死融解症、急性汎発性発疹性膿疱症:高熱、目の充血、目やに、唇のただれ、のどの痛み、皮膚の広範囲の発疹・発赤、赤くなった皮膚上に小さなブツブツ(小膿疱)が出る、全身がだるい、食欲がないなどが持続したり、急激に悪化する。
・肝機能障害:発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振などがあらわれる。
・腎障害:発熱、発疹、尿量の減少、全身のむくみ、全身のだるさ、関節痛(節々が痛む)、下痢などがあらわれる。
・間質性肺炎:階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱などがみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする。
・ぜんそく:息をするときゼーゼー、ヒューヒューと鳴る、息苦しいなどがあらわれる。
3.服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続または増強が見られた場合には、服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください
眠気
4.5回から6回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、医師、歯科医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください
保管および取扱上の注意点
(1)直射日光の当らない湿気の少ない、涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)PTPシートから出して他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり、品質が変化します)
(4)使用期限をすぎた製品は、服用しないでください。
■補足■
ピリン系の薬剤とはピラゾロン骨格を持つ薬剤。
イソプロピルアンチピリン、スルピリンなどが該当します。 ロキソニン(ロキソプロフェン)、カロナール(アセトアミノフェン)、ボルタレン(ジクロフェナク)は違います。
アスピリンは名前にピリンとついていますが、ピリン系ではないので注意してください。
新セデス錠は、比較的胃にやさしいアセトアミノフェンとエテンザミドを独自の比率で配合し、胃にやさしくて速く効く、スタンダードな解熱鎮痛剤です。発熱や、頭痛、生理痛などの痛みに、7才から服用できる、痛みの常備薬としてお勧めの解熱鎮痛薬です。
セデス・ハイと新セデス錠の違い
新セデス錠はピリン系ではない
市販薬・OTCのピリン系薬剤一覧





