不眠症の定義

睡眠不足を訴え、身体的、精神的、社会的に支障がある場合

年齢と共に増加

男性よりも女性が多い

不眠症のタイプ

4つある


不眠治療の原則

不眠の原因を取り除く
     アルコール、カフェイン、ニコチン等

      アルコールを飲み続けると睡眠が浅く         なり、トイレの回数も増える

薬物療法、非薬物療法を平行に行う

不眠症治療薬
(睡眠薬)

■(非)ベンゾジアゼピン系

GABA受容体作動薬
GABAは脳の活動を抑える働きがある

始めやすいがやめにくい可能性あり

アルコールとの併用はNG

ふらつき、転倒、健忘等
副作用多い

高齢者には注意必要

1ヶ月以上で半数以上が依存症になる可能性あり

デパスはヘロイン、大麻と同等の依存性あり。

デパスとハルシオンは構造が似ている

デパスは日本のみで販売

■超短時間型■

先発:マイスリー(非)
後発:ゾルピデム(非)
入眠障害向き
筋弛緩作用、抗不安作用弱い
半減期2時間

先発:アモバン(非)
後発:ゾピクロン(非)
筋弛緩作用、抗不安作用弱い
入眠障害、中途覚醒に有効
翌朝口が苦くなることあり
半減期4時間

先発:ルネスタ(非)
アモバンの改良品
苦味の副作用少ない
半減期5~6時間が

先発:ハルシオン
後発:トリアゾラム
催眠作用、抗不安作用強い
半減期2~4時間

■短時間型■

先発:レンドルミン
後発:ブロチゾラム
効果発現が早い
中途覚醒にも有効
半減期7時間

先発:リスミー
後発:リルマザホン
筋弛緩作用弱い
効果発現に少し時間がかかる
半減期10時間

先発:エバミール、ロラメット
肝障害、高齢者にも使いやすい
半減期10時間

■中間作用型■

先発:サイレース・ロヒプノール
後発:フルニトラゼパム
催眠作用強い
中途覚醒にも有効
抗不安、筋弛緩作用あり
半減期24時間

先発:ユーロジン
後発:エスタゾラム
抗不安、筋弛緩作用あり
不安、緊張の高い患者に適する
ベンゾジアゼピン系で唯一緑内障に禁忌がない!!
半減期24時間

先発:ベンザリン 、ネルボン
後発:ニトラゼパム
抗不安、筋弛緩作用あり
不安、緊張の高い患者に適する
半減期28時間

■長時間型■

先発:ダルメート、ベノジール
昼間にも効果持続
抗不安作用、緊弛緩作用あり
神経症傾向の強い患者向き
半減期65時間

先発:ソメリン
昼間にも効果持続
抗不安作用、緊弛緩作用あり
神経症傾向の強い患者向き
半減期85時間

先発:ドラール
後発:クアゼパム
緊弛緩作用あり
36時間

メラトニン受容体作動薬

メラトニンは体内時計の調節に関係する

メラトニンの働きを高める

先発:ロゼレム
入眠障害に有効
効果は穏やか
筋弛緩作用、抗不安作用無し!!!!!!
健忘作用なく高齢者でも安全
食事で効果低下
半減期1時間

オレキシレン受容体
拮抗薬

オレキシレンは起きている状態を保つ、
そのため働きを抑える

先発:ベルソムラ
高齢者の不眠に安全
飲みやすくやめやすい可能性あり
双極性障害、認知症による不眠症に効果あり
半減期10時間

処方せんが無くても、
薬局、ドラッグストアで
購入出来る睡眠薬!!

ドリエル

主成分はジフェンヒドラミン

基本は抗ヒスタミン剤で風邪薬、鼻炎薬、かゆみ止め、虫差され等に使用している。

なぜ睡眠薬???????

眠気の副作用をうまく利用した薬である。

そのため、効果は今一つガーンガーン

短期の服用はまだいいが、
長期飲むと効かなくなるとも言われている。

服用後、1週間位から効果が落ちるケースもあり。

長期の場合は病院受診がおすすめ!!