ミドリンM点眼液

Mの意味  myopia 近視という意味

ちなみにミドリンPのPはフェニレフリンのP

禁忌

緑内障及び狭偶角や全房が浅い等、
眼圧上昇の可能性がある患者

急性閉塞隅角緑内障の発作を起こす恐れがある。

有効成分
トロピカミド

効能・効果
診断、治療を目的とする散瞳には
1日1回、1回1~2滴

調節麻痺には3~5分おきに2~3回
1回1滴点眼

臨床成績、薬効薬理

散乱作用
点眼後15~30分で瞳孔径は最大、
30~60分間持続し、5~8時間後には回復

副交感神経の瞳孔括約筋肉を弛緩

調節麻痺作用
1回1滴を点眼すると20~30分後に最小近距離視力になる

副交感神経支配の毛様体筋を弛緩

副作用

眼がしみる、目のかゆみ

仮性近視(近くは見えるが遠くはぼやけて見えにくい)予防の目薬として使われる。

ピント調節機能の毛様体筋を弛緩させ、近視をやわらげる。


仮性近視とは近くのものをみるときは眼の中にある毛様体筋という筋肉を縮ませ、
レンズ(水晶体)をふくらませて(厚くして)見ています。
(筋肉が緊張した状態)この縮んだ状態が続くと、レンズが薄くならないため遠くが見えにくくなってしまいます。
これを調節痙攣といいます。いわゆる仮性近視です。

スマホ等のやりすぎが原因である子とが多い。

仮性近視の治療として筋肉の緊張を緩めるため目薬(ミドリンM)を使います。

仮性近視から眼球が横に長くなる近視にならない目的もあるが、ドクターの中では意味がないと思っている人も多く、意見が別れている。