コンサータ18㎜gを服用し始めたのは去年の9月のこと。初めはあまり効果も感じなかったが、12月頃になると服用している時としてない時が明らかに解るくらいに効果を感じるようになった。
休薬日について、だいちの主治医はとってもとらなくてもどちらでもいいと言われた為、わたしたちはなるべく叱らずに過ごしたかったこと、いいイメージをだいちに植えつけたかったことで去年の12月くらいから特に決まった休薬日をとらずにやってきていた。
2年生になり、学校での状態が悪化しコンサータ27㎜gに増薬となった。多動はおさまったものの勉強について行けなくなっていたから授業中はほとんど折り紙を折って過ごしている状態だった。またコンサータ18㎜gの時は特に大きな副作用がなかったが、増薬してからは食欲減退があった。
夏休みに入り、1学期の勉強を取り戻すためにはやはり薬が必要で、ただ自宅の勉強ではコンサータ18㎜gで十分と判断し、主治医に相談の上、夏休み中はコンサータ18㎜gで過し、復習に力を入れた。夏休み中の休薬はお盆中で家族と過ごす日だけ設けた。
2学期に入ってからは夏休み中の復習の甲斐があってか、授業に参加できるようになった。ただやはりコンサータ27㎜gでは食欲減退は相変わらずあった。
10月にただの風邪なのに1週間熱が下がらなかったことがあり、食事があまりとれていないから体力が落ちてしまってのことなのではないかと思い、その後からは土曜日を休薬日にすることにした。
普段食事がとれない反動なのか、休薬日のだいちは満腹中枢が壊れたんじゃないかと思うくらいよく食べ、普段小食のだいちが気持ちいいくらい食べるのを見て、わたしも嬉しく感じていた。
そして冬休みに入り、用事がある時以外は薬を飲ませずに生活して来た。薬を服用していないだいちは勉強に取り掛かるまでにも時間がかかり、勉強している最中もずっとイライラしている状態で間違いを指摘するものなら「だいちはバカだ!バカだ!」と頭を叩いたり、消しゴムを投げたりという感じだった。日に日にイライラは酷くなって行ったような感じもあった。
また、友達と遊んでいた時に突然、いなくなったということがあった。家の前で隣の4年生のお姉ちゃんとクラスメイトの子とその妹の4人で遊んでいたんだけど、インターフォンで「だいちが知らない車を追いかけて、どこかへ走って行っちゃって帰って来ない」ということだった。しばらく待っても帰って来ず、友達と一緒に近くの公園などを捜してみたが見つからず…夕焼けチャイムが鳴った為、お友達には帰ってもらい自転車で学区内を捜し周り…一度家に戻ってみたら、家の前にだいちが居た。理由を聞くと水風船を持っていたらみんなが逃げたことに腹を立てて、怒りで走って行ってしまったということだった。だいちと話している最中に途中一緒に遊んでいたクラスの子(一緒に捜してた子とは別の子)が来て、だいちに何かされたと言って「もうしないでね!」とだいちに言って帰って行った。
翌日、友達とのことがあったから…勉強のことがあったからか、自分から「薬を飲みたい」と言ってきたから、その日はコンサータ18㎜gを服用させた。すると…薬が効いてきた頃にわたしが別の部屋にいる間に自ら宿題に取り組んでいた。
本人にとっては休薬日の勉強は本当に苦痛だったんだろうと考えさせられた一面だった。ちゃんとやりたいという気持ちはあるが、自分では自分をコントロールするのが難しいんだよね。。。
体重増加を目的に休薬日を作ったけど、今までのように家族で過ごす時、勉強をしない時にしてあげた方がよかったのかな…。友達との関わり方も…衝動でやってしまうこともある。些細なことなら許されるけど、何度も繰り返してしまえば信頼を失い、修復するのも難しくなるだろう。。
いろいろ考えさせられた、ここ一週間だった。
成功体験を積み重ねて、いいイメージを本人に持ってもらう為の薬物療法。。原点に返ってもうちょっと慎重に考えて行かないといけないのではないかな。