昨日からの話なのにもうお腹いっぱいの感がある安倍さんの辞任劇。
当然様々な立場の方々が色々とおっしゃっていますね。
その中でより鮮明になった事のひとつに野党の国策に対する認識と言うのがあります。
今回安倍さんの辞任劇とセットで語られるテロ特措法。職を賭して~というフレーズも遠い昔のように思えてしまうほどですが、野党は反対の意見を崩しません。
それどころか、そんなことよりも保険料の問題が大切だ!と息巻いている議員が多数テレビで発言しています。
これについて皆さんはどう思われますか?
私としては、優先順位をつけるべきでもないし、どっちが大切だという議論はおかしいと思うのです。
人は(私も含めて)自分に関係のある(と思われる)事柄に関心を持ちます。
そういう意味では、何となく人ごとのように感じるテロ問題よりも、自分の将来の問題に直結する年金問題の方が関心を持ちやすいのは当然だと思います。
でも
世界の中の日本という考え方を無視したら、やっていけなくなってしまうことも事実だと思うのです。勿論完全に破綻をきたすということはないでしょう。
しかし、見えないところでマイナスの影響を受けることは避けられないと思います。
政治家(特に国会議員)は国民の目線も大事だけれど、日本の行く末、地球という星の上に存在する沢山の国々との共存共栄を考えていくことも大切だと思うのです。
そのときに海外とのつながりよりも国民の関心事の方が大切と言い切る野党に不安を感じずにはいられません。
当然そんな中でいきなり辞任する安倍さんもどうかと思いますが・・・
少なくとも安倍さんを除いたとしても、与党の考え方には世界の中の日本を意識している人が沢山います。でも野党は反対という姿勢に固執するあまり小さい視野でしか政治を見ることが出来なくなってしまっているように感じます。
党の方針がぶつかることは仕方がないと思います。でも日本という国が直面している問題に対しても反対のための反対をしているようでは問題だと思います。
時には協力をしながらも、ここぞという場面では論戦を交わす。これが本当に素晴らしい野党の姿ではないでしょうか?
またそういう政党だからこそ、国政を任せられるようになるのではないでしょうか?
上杉謙信が武田信玄に送った塩のように、敵ではありながらも何か通いあうものがあっても良いと思います。それが今回は世界から見た日本の舵取りなのではないでしょうか?
足下をしっかり照らす政治と世界を見据える政治。その二つを両立して欲しいと願うことはいけないのでしょうか?
それを与党(もしくは与党になりたい政党)に求めたらいけないのでしょうか?
色んな視点から物事見ることをもっともっと大切にして欲しいし、見ている私達ももっともっと色んな角度から審判を下せるようになっていきたいですね。