本末転倒という言葉が最近すごく当てはまる事態が多いように思います。


その中の一つに国会があると思います。


皆さんご存知のように次回の国会から衆参で与野党逆転のねじれ現象が起きます。

これ自体は国民が望んだことなので(マスコミ主導で踊らされたとは思いたくないというのが本音です)、これ自体は仕方がないと思います。


ただ、大切なのは参議院といえども政権の一翼を野党が担ったという事なのです。これまでは自民党対野党全部と言うことで、自民党のやることについてことごとく反対してきました。野党のそれぞれの主張の中で、共通しているのは与党に対する反対だけでした。

しかし、野党が参議院で過半数を取ったことによって、自民党に反対する野党ではなくて、世界の中の日本を意識して政治をすることになってきました。


となると今まで、何でもかんでも反対してきて、粗相があったらブーイングだけでは済まされなくなってきました。かといって、自民党と同じ事をやるわけにはいかないのです。


勿論個別の政策は、自民党よりも素晴らしい法案は沢山出せるでしょう。でも全てに反対を表明してきているということは、これしかやりようがないという問題にまでメスを入れざるを得なくなってしまうと言うことです。


野党の方々が政権を奪うことではなく政権を担うことを視野に入れて活動してきていれば良いのですが、そうでない場合には大変なことになります。


反対のための反対でなく、国民のためそして日本という国のために政治が出来ないようでは、本末転倒です。世界の成長から日本が後れを取ることがないように願わずにはいられません。


そういう意味では、野党の皆さんは今こそ、より謙虚に次にするべき事を真剣に議論していって欲しいなと思います。