このたびはクロピへのたくさんのお悔やみのお言葉をいただき、ありがとうございました。
アクセス数も過去最高となり、多くの方々がクロピのことを気にかけて下さって、とてもうれしく思っています。
私への労いのお言葉にも、感謝の気持ちでいっぱいです。
今回はクロピを見送るまでの2日間のご報告をしますね。
2019年11月のクロピ。
体重は3.3kgありました。
この1年はこんな風に、時々子猫みたいな顔をするようになりました。
この1年はこんな風に、時々子猫みたいな顔をするようになりました。
クロピが亡くなったのは6月9日の0:45、心肺蘇生措置に15分、1:00に死亡が確認されました。
ダンボール箱に入ったクロピを抱えての帰り道、南の空に明るい十六夜の月が輝いていました。
その側には赤い火星がキラキラしていて、クロピを見送ってくれていた。
「帰ってきたよ、クロピ」
そう言って箱を置き、Sちゃんと2人でクロピを撫でました。
しかし、ここで大きな問題が!
火葬に出すまで、どうやってクロピの体を美しいまま保つのか?!
ググりまくり、自分である程度調べてから、最寄りのペット葬儀社に電話。
フランチャイズ展開しているところで、近くの支店に電話を転送される。
おかしい、近くの葬儀社だから電話したのに???
とりあえず猫の体の保冷安置から火葬までの流れを説明してもらって電話を切りました。
この辺りは動物病院激選区なのですが、ペット葬儀社もすごく多いのに気がつきました。
葬儀費用はどこも同じ、ではどこにお願いすればいいのか?
迷いに迷い、りなざくろさんがブログで紹介して下さったみなとペット葬儀社に相談の電話をしました。
みなとさんは、保冷の方法だけではなく、いろいろと親身になって相談にのって下さいました。
いくつかアドバイスもいただいて、とても有難かったです。
真夜中に初めての愛猫の葬儀で、半ばパニックに陥っている私の話を聞いてくれて、本当に感謝しています。
また、みなとさんは このようにおっしゃいました。
飼い主のみなさんは、愛するペットの体が痛むのを恐れて、翌日に火葬することが多い。
最後のお別れは一回限りなのだから、別れを惜しむ時間は大切なもの。
火葬を急ぐ必要はないのだと。
6月上旬なら適切な保冷で48時間は大丈夫だと、私は判断しました。
室温を24度にする、20度なら更に安心です。
ドライアイスを使うと猫の場合カチカチに凍ってしまうので、氷で保冷処置しました。
これが本当に悩ましい。
最後の最後まで私は保冷に必死で、氷の交換に神経質になり、服を着込んでも寒かったです。
思い返すとバカだったなーって思います。
9日の朝、Sちゃんが出勤してから数時間後、友人がクロピに会いに飛んできてくれました。
地域猫時代、一緒にクロピの世話をしてきた人です(最初のフォロワーのLovelyさんなのですが、パスワードを忘れてログインできずにきたとか)。
2人で交互にクロピを撫でながら、いろんな話をしました。
どれほどクロピが頑張ってきたのか。
どれほどクロピが愛らしく素晴らしい猫なのか。
お互いクロピとの思い出は尽きなくて、Lovelyさんの予定が押すほど語り合いました。
クロピが亡くなった当日、独りでいると堪らなかった。
彼女が駆けつけてくれて本当に救われました。
Lovelyさんが帰ったあと、クロピのフワフワの毛並みを撫でながら泣いて泣いて、涙を拭いて。
また替えの氷を買いにいって。
9日の夕方、Sちゃんが仕事帰りにまっすぐきてくれました。
棺代わりのクロネコヤマトのダンボール箱を開けて、クロピをよしよしと撫でてくれた。
夜には残業を終えた妹が、私たちへの差し入れを買ってきてくれました。
「会うのが辛い」と、クロピに会うのをためらっていた妹。
最後にお見舞いにきたときより、更に痩せたその姿に呆然としていました。
それから3人でクロピの動画を観ました。
引っ越しのときに従姉妹の家にクロピを預けたことがあって、動画をを撮りまくってくれていたんです。
可愛い鳴き声も入っていて、従姉妹にも妹にも大感謝!
私はほとんどクロピの動画を撮っていなかったから。
従姉妹はクロピに会いに来ませんでした。
喧嘩するほどクロピと仲が良かった。
クロピの死を受け入れるのが辛く苦しい、その気持ちがよくわかるだけに、私は自分から連絡を入れるのをやめました。
クロピが旅立って24時間が経ち、10日の1:00になった。
私とSちゃんはクロピの側で一晩中思い出話をしていました。
朝になってからはすごく忙しかった。
お花をオーダーするのが遅くて、通販で間に合わなかったから、クロピに似合う真紅のバラを探して町中の花屋に電話をしまくったり。
やっと見つかって花を買いに走ったり。
また神経質に氷とバスタオルを交換したり。
クロピに語りかける時間は、落ち着いてとれませんでした。
火葬の1時間前に、保冷用の氷や保冷剤を取り除いても大丈夫だと葬儀社の方に教えていただきました。
保冷をといて、バスタオルを交換。
死後36時間経っていたけど、クロピはカッチリしていてくれて、楽に抱っこできました。
「クロピ、こんなときもいい子だね。ありがとうね」
お耳だけピコピコ動かせるようになってた。
年齢分の12本のバラをクロピに添えました。
最後につける首輪は、2歳のとき初めてクロピに付けたペティオの赤いサテンの首輪にしました。
鈴でできたハゲもとっくに治っていたから、今月こそ新しい可愛い首輪を買う予定でした。
痩せてしまったクロピの負担にならないよう、それまで使っていた迷子札ではなく、もっと軽い迷子札をオーダーするはずだった。
どの首輪にするか、選んでいる時間は楽しかった。
自作しようとも考えていたけど、最近は時間に余裕がないから、手作り首輪もチェックしたものです。
20:40に葬儀社の方がいらして、クロピと玄関でお別れしました。
私がお願いしたのは送迎個別火葬プランでした。
クロピを送り出した直後、本降りの雨が降りはじめ、クロピがお骨になって戻ってくる頃には雨は小降りになっていました。
21:40、クロピの帰宅。
丁寧にお骨の説明をしていただき、クロピの病気について新たにわかったことがあるのですが、それはまた次の機会に書きますね。
お骨になって小さくなったはずなのに、お骨が全部入っているのと、それを包んでいる白い絹の袋で大きく見えた。
バラを一輪飾っておいた場所に、そっと置きました。
「立派な骨壷に入れてもらったなあ」とSちゃんが頷きながら、クロピの骨壷を両手で撫でていました。
10日の22:00、クロピが虹の橋を渡って45時間が経っていた。
心残りもなく、クロピを送り出すことができたと思っています。
ただ、あまりにもあっけなく亡くなってしまったので、いまだに現実感がないんですよね。
従姉妹の家に預けていた頃と同じ感覚で。
毎日毎晩、クロピのお骨に「おはよう」「おやすみ」を告げているのに。
今もこの耳に残るクロピの鳴き声。
「おはよう」のときと、「おなかすいたー」「ボールなげて」の鳴き声。
8日、病院へいくときに「ミャーン、アオーン」と鳴いていた。
あれが最後に聞いたクロピの鳴き声になりました。
あれから8日が経ちました。
3:00過ぎまで起きている習慣は抜けないけれど、連続して7時間半眠れるようになりました。
クロピもガリンゴリンになったけど、私も体重41kgを切ってしまってクロピとお揃いです。
次はきちんとした食事がとれるよう頑張ります。
クロピは今でも見守ってくれていると思うから。
※猫さんの遺体が苦手な方は、スクロールしないで下さいね。
12歳なので、12個の真紅のバラを添えました🌹

