動画の制作を Final Cut でやっているのだが、
今日はふたつ問題に直面した。
ひとつは色味の問題。
もう一つは書き出し時のサイズの問題。

1.再生時と静止時で色味が違う
まず色味について。
最初の異変に気付いたのは、シーケンスの設定を
「1280x720 29.97fsp Apple ProRes 422」
にしていた時。
再生時と静止時で色味が違うのだ。

いろいろ試したところ、640x360解像度のシーケンスでは
色味の変化がない。
その代わり今度は「ビデオ処理」によって
字のアウトライン処理が違うことに気付いた。
これは細い字に太い線幅を設定するとよく分かる。
シーケンス設定の「ビデオ処理」で
「8ビット YUV でレンダリング」した場合と
「常に RGB でレンダリング」した場合で
アウトラインの太さが違ってくる。
例えば白文字に黒のアウトラインを設定した場合、
YUVの方がRGBに比べて黒線が太く、白文字が細く見える。

↓「8ビット YUV でレンダリング」
ほぼ日 宇宙動画 by BeDai-SD_PR422_YUV8

↓「常に RGB でレンダリング」
ほぼ日 宇宙動画 by BeDai-SD_PR422_RGB

これはRGBの色空間で処理するか、
YUVの色空間で処理するかの違いなのだろう。
そういうものだと認識して、
その作業でどちらが良いか選択するしかない。
ビデオやテレビが絡む場合には
YUVの方が適切だと思われる。
とはいえネット・パソコンだけで完結する作業なら
RGBがいいかというと、Final Cut はYUVでの処理が
前提になっているようなので、そうも言い切れないようだ。
この点はまだ自分として結論が出ていない。

それより大問題だったのはHD720pでの作業だ。
最初に書いた「1280x720 29.97fsp Apple ProRes 422」環境。
再生時と静止時で色味(おそらくガンマ)が違うのだ。
640x360解像度と比較して分かったが、静止時の方が若干暗い。

↓「再生時」
ほぼ日 宇宙動画 by BeDai-HD_PR422_YUV8_PLAY

↓「静止時」
ほぼ日 宇宙動画 by BeDai-HD_PR422_YUV8_STOP

コーデックの設定ミスを疑って、
いろいろなコーデックで設定を試してみたのだが、
コーデックの設定で出る症状と言うよりは
YUV空間で処理するコーデックで出るようだ。
コーデックを「なし」(いわゆる非圧縮)にすると
この症状は出ない。
そしてコーデックを
「非圧縮 8 ビット 4:2:2」にすると暗くなる。
どちらも1280x720の解像度の場合で、
640x360解像度の場合には出ない。

この問題に解決方法があるのか、
結局今のところたどり着けていない。
Macのモニタ上で確認するのではなく、
マスモニに接続して確認する、
というのが本来の正しいやり方なのだろう。
残念ながら手元にマスモニなど
映像機器に出力する環境が無いので
そこまで確認することが出来ていないでいる。

自分でも引き続き検証と情報集めをしてみるが、
もしこの問題の解決方法が分かる人がいれば、
是非教えて頂きたい。

ちなみにApple Pixlet Video コーデックを使ったところ、
レンダリング後に再生する時の色が、
明らかに異常な色になってしまった。
静止時は正常、しかし再生すると黒色→青色、シアン→紫 に。
こちらは検証する余裕も気力も無いので詳細は不明。
こちらの情報もあれば教えて頂きたい。

2.書き出しサイズの設定について
結局今回は「アニメーション」コーデックを使って
HDで作業してみることにした。
この場合もプレビュー画面で50%表示の時に
ジャギーが目立つという弊害を発見したが、
100%表示では異常がなかったので無視することにした。

そして完成した 1280x720px 29.97fps
アニメーションコーデック のシーケンス。
「書き出し」→「QuickTime ムービー」を使うと
プリセットでしか選択できない。
なので「現在の設定」のまま書き出すことにする。
すると当然解像度は1280x720pxになる。
今回はニコニコ動画に16:9でアップロードすることを
目的としているので適切な解像度はその1/4の640x360pxだ。
解像度を変更しつつエンコードしたかったので、
今度は「書き出し」→「QuickTime 変換を使う」を選択する。
ここでは形式として複数の選択が出来るのだが、
「QuickTime ムービー」を選択した場合と、
「MPEG-4」を選択した場合で挙動が違うことに気がついた。

「QuickTime ムービー」を選択し「オプション」を選択すると
「サイズ」の変更が出来るパラメータがある。
ここで640x360pxを選択しても、なぜかシーケンスの設定である
1280x720解像度のmovファイルが出来てしまう。

しかし「MPEG-4」を選択し、「オプション」から
イメージサイズを「カスタム 640x360」に設定すると
きちんと640x360pxのムービーが出来上がってくる。

同じ「QuickTime 変換を使う」でも、書き出す形式によって、
その挙動が違ってくるというのは発見だった。

「書き出し」→「QuickTime ムービー」で
プリセットを選択した場合には
きちんとサイズ変更がされるようなので、
プリセットを設定・保存して、
そちらを使うのが最も良い選択のように今は思える。
ただし検証はそんなにしていないので、
これから運用しつつ確認しようと思う。

【追記】
・・・と思ったらコーデックによってはサイズ変更されなかった。
また良く分からなくなった。
ほぼ日 宇宙動画 パイロット版
12月20日
・「インドのロケット打上げ延期」

作業時間:3時間ちょっと
それ以前の問題にかなり時間を食った。

ほぼ日 宇宙動画 パイロット版
どこまで続けられるか・・・。

12月19日「宇宙ステーションに飛行士到着」
作業時間 約6時間 (初回なのでいろいろやること多かったので・・・)