嬬恋村の特産品といえばとにかくキャベツみたいなところがありますが、個人的には「花豆」も同じくらい推したい。なんと標高800m以上が栽培適地で、寒いところでしか育たない貴重なお豆。味が濃くて本当に美味しい。ビタミンBに植物繊維に鉄分も豊富、それでいて脂質が低いので女子が食べない理由が無いのです。
しばらくは既に加工された物(羽生田売店の甘納豆とか)を買っていたけれど、あっという間に食べちゃうし、もっと好みの味も追求したいと悶々しだしたので、ついに去年の夏、乾燥豆を購入!

…したのをこの前、乾物の引き出しの奥から発掘した。← 

うっかり1年近く忘れてたわけだけど、別にカビも生えてないし煮てみようの精神です。
▲花豆(正式名称べにはないんげん)

【花豆の甘煮】
花豆  300g
砂糖  150~300g
塩    ひとつまみ
▲吸水
やや昆虫を連想させるヴィジュアルにゾワりつつ、たっぷりの水に浸す。一晩~二晩。
水吸ってぷっくりこ。
古い豆だからシワってて浮く子が多かったけど、はじくのは惜しいので知らんフリして鍋入れたった。食べるの自分だし。
▲渋切り。
たっぷりの水と豆を鍋に入れて火にかける。
沸騰したら弱火でしばらく煮て、灰汁が出てきたらお湯を捨てて鍋を軽く洗う。茹で水が澄んでくるまで2~3回繰り返す。
豆の煮え具合を食べて確認。ほくほく旨い。
固かったらもう少し弱火にかけて、食べ頃まで煮ておく。※砂糖を入れてからだといくら煮てもそれ以上柔らかくならないので注意。
煮汁を好みの量に調整して、分量の半分の砂糖を投入。
最初の砂糖が溶けて馴染んだら、残りの砂糖と塩を投入し、更に30分ほどトロ火で煮る。
いいんじゃない?
半日ゆっくり放置して味を染み込ませたら、できあがり。シワシワの古豆も問題なく煮えました。

ツヤツヤー。
冷ましてる間に床屋に連れていかれたイッヌ、花豆煮に負けじとつるんこぴかぴか頭。

ちなみに拙宅のGWは夫が介護職ゆえ月末にずれこむので、わたくしは花豆煮をツマミにU-NEXTとディズニー+を深掘りするのです。控えめに言って最高。