米ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)応用物理学研究所(Applied Physics Laboratory)のクリミギス(Stamatios Krimigis)氏が率いる研究チームの研究によると、地球から約177億キロ離れた太陽系の端を飛行するボイジャー1号は、それまで予期されていなかった「遷移層」に突入している。
この発見とNASAの土星探査機カッシーニ(Cassini)の観測結果を合わせて考えると、ボイジャー1号は当初の予定より数年早く、人工物として初めて星間空間に突入するとみられる。
クリミギス氏は、「恐らく2012年末までには太陽系外へと到達するだろう」と話している。