国内の広範囲で21日朝に観察できる金環日食を控え、消費者庁は18日、日食観察用に市販されているうち20製品の調査結果を発表した。
デメテル社(電話03・5911・1581)が販売した「日食観賞用グラス」について、遮光が不十分として「不適切」と判断した。
目を傷め網膜症になる恐れがあるという。
41個が販売され、同社が回収を進めていくという。
同庁は、室内の蛍光灯を見て形がはっきり見える▽可視光線や赤外線の透過率が高い▽LEDライトなど強い光をかざすとひび割れや穴が確認できる--などの製品は危険としている。
製品の説明書を読み、メガネを目にあててから太陽を見ることなど、注意を呼びかけている。