コジマは全国で不採算店の閉鎖と新規出店を40~50店規模で行い、収益の抜本的な改善を図る。
ビックカメラは、コジマが6月下旬に実施する第三者割当増資を引き受け、株式の50・06%を取得する。出資金額は141億円。
記者会見したビックカメラの宮嶋宏幸社長は、国内市場の縮小に経営の効率化で対応する方針を示し、両社の売上高合計である約1兆円を3年後も維持する目標を示した。商品の購入額に応じて利用者に付与するポイントサービスの共通化も検討し、グループの規模拡大を顧客サービスの強化につなげる。
ビックカメラはコジマの買収により、売上高で首位のヤマダ電機(約2兆円)に次ぐ業界2位に浮上する。