さて、記念すべき第1回目の記事は


「カウンセリングとは?」


という、我々臨床心理士の最も代表的な仕事について書きたいと思います。



これは、一言でいうのは難しいのですが、


敢えてそこを一言で言ってしまうならば(笑)、



「自分に向き合う場所」



ということだと思います。



それでは、向き合うとは??


という事になるかと思いますが



一言でいうのは難しいのですが、


これまた、敢えて一言でいうならば(笑)



「自分のごまかしを認める」


ということだと思います。



私たちは、毎日自分の事をごまかしています。


早い話、自分で自分の事を騙しているんです。



そして、騙す方向性は大きく分けて2種類あります。


それは、人間の大きな2つの欲求に関係しているのですが、



それは「攻撃欲求」「愛情欲求」です。



一つずつ説明していくと、


「攻撃欲求」とは、読んで字のごとく、

攻撃したいという欲求です。


誰かを攻撃したいという気持ちもあれば、


物を壊したいとか、対人ではない場合もあります。


また、スポーツをしたい気持ちなども含まれます。



こういった気持ちは誰にでもあるものですが、


人はよく、それに気が付いていなかったり、


気づいていながら気が付かないふりをしたりします。



次に、「愛情欲求」ですが、


これも読んで字のごとく、「愛したい」という欲求なのですが、

異性を愛したいという気もちが代表的です。


また、異性を問わず「仲良くなりたい」という気持ちもあります。


もちろん親子の愛情関係も含まれます。



愛情欲求の方が一般的には意識しやすいのですが、


この気持ちが意識すると自分が傷つくのでは…、などの恐れがある場合、


この気持ちがなかったことにしてしまうことがあります。



このように、攻撃欲求と愛情欲求を持ちながら、


それを無かった事にしたり、


見て見ぬふりをしている。



これは、ある程度は当たり前の事で、


日常生活を円滑に進める上では必要な事でもあるのですが、


あまりにも、このごまかしが多くなってしまうと、


日常生活に逆に支障が出てきてしまうのです。



支障の出方は人それぞれですが、


頭痛だったり、やる気のなさだったり、無気力だったり…。


過食とか、買い物とかに走る人もいるかもしれません。



そういった場合、


カウンセリングでは、


ごまかしている気持ちを丁寧に紐ほどいていくんです。



そうすると、本来の気持ちが出てくる。


「ああ、私は本当はあの人に、とっても腹が立っていたんだわ」


とか


「ああ、私は本当はあの人の事好きだったんだわ」


とか


色々な気づきがでてくるわけです。



そうすると、前に進める。



そう、この前に進めるっていうのが大切だと思います。




自分を受け入れる


とか


成長する、ともいえるのかもしれません。




そうですね


そうするとカウンセリングは


「自分と向き合うことで、自分が成長する場所」



と言えると思います。



なかなか良い場所なのですよニコニコ




それにしても、


なぜ自分をごまかすのか??


という疑問が沸くかと思います。



これについては、次回お話したいと思います。



最後まで読んで頂いて、ありがとうございましたニコニコ