ラッカーはこれ1本です。

ドイトで買ってきました。
ギターの塗装によく使われているニトロセルロースなので、これで良しです。
ネック塗装するにあたって、試してみたいことがありました。
『メイプル指盤は滑るので弾きづらい。』
とよくいわれますが、滑るのはメイプルではなく塗装されているからで、生地のままであればローズ指盤と同じような感覚である。。。との意見を耳にしました。
なので、指盤はマスキングして無塗装でいきます。

これで1時間おきに10回ほどスプレーし、1週間ほど乾燥させました。

えーと、ヘッドのF社ロゴは、友人作の水貼りデカールです。
知らなかったのですが、最近はインクジェットプリンターで作れるらしく、、、とここは胸はって言えるようなことでないので、さらっと通過します。。。。
乾燥後に1000番と2000番の耐水紙ヤスリで水研ぎを軽くします。

コンパウンドで磨いて塗装工程は完了!

頑張ればもっとツヤツヤにできるんですけど、指盤が生地のままなんで、あまりギャップがないようにある程度で済ませました。
と、ここで問題が。。。
コンバージョンブッシュを付けようとしたら、ペグ穴が広すぎてガバガバです。。
うううっ。 コンバージョンブッシュ買った意味が無くなりました。。
仕方ないので、エポキシ粘土を使います。

60分程で硬化が始まるまでは粘土のように扱えるので、ブッシュの周りに巻き付けてヘッドに押し込み、はみ出た粘土を爪楊枝で除いて接着するのを待ちます。というか一晩置きました。
固まると加工もできない金属のように硬化するので、非常時には便利です。
で、なんとか付きました。ペグの可動具合もいいようです。

ブッシュはノーマルのものにしました。
今度はピックガードです。
実はパーツを用意した後で気づいたのですが、HSHの場合、ピックアップの位置に標準規格があるわけでもないので、ボディのザクリとピックガードのピックアップ穴の位置は、それぞれのメーカー次第で必ずしも一致しないんですよね。
ザクリに合わせてピックガードの位置を決めるしかなく、通常より若干ブリッジよりになりますが、問題になるようなギャップではなかったので、今回はラッキーでした。。
でもピックガードのネジ穴まではさすがに揃わないので全て埋めます。

爪楊枝に少量の木工用ボンドを付けてネジ穴に挿し込み、ハンマーで押し込みます。
余った部分はニッパーで切って、乾燥接着するのを待って穴埋め完了。
ついでに、フロイドローズのスタッドとザクリの距離が近い部分を金属プレートで補強しました。

ネックをボディに取り付けて、ピックガードの位置を決め、新しいネジ穴をキリで作ります。

ピックガードをネジ止めしました。

これでボディとネックの作業は一区切りです。
次はいよいよサーキット作りです。