デイヴ・マーレイ モデルを作る #6 | 冷や汗かいても後悔せず

冷や汗かいても後悔せず

できそうな気もするが、どうなっても知らないよ。

さぁ、ネックのクリア塗装です。

ラッカーはこれ1本です。


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ドイトで買ってきました。

ギターの塗装によく使われているニトロセルロースなので、これで良しです。


ネック塗装するにあたって、試してみたいことがありました。


『メイプル指盤は滑るので弾きづらい。』


とよくいわれますが、滑るのはメイプルではなく塗装されているからで、生地のままであればローズ指盤と同じような感覚である。。。との意見を耳にしました。

なので、指盤はマスキングして無塗装でいきます。

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これで1時間おきに10回ほどスプレーし、1週間ほど乾燥させました。



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えーと、ヘッドのF社ロゴは、友人作の水貼りデカールです。

知らなかったのですが、最近はインクジェットプリンターで作れるらしく、、、とここは胸はって言えるようなことでないので、さらっと通過します。。。。


乾燥後に1000番と2000番の耐水紙ヤスリで水研ぎを軽くします。

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コンパウンドで磨いて塗装工程は完了!

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頑張ればもっとツヤツヤにできるんですけど、指盤が生地のままなんで、あまりギャップがないようにある程度で済ませました。



と、ここで問題が。。。

コンバージョンブッシュを付けようとしたら、ペグ穴が広すぎてガバガバです。。

うううっ。 コンバージョンブッシュ買った意味が無くなりました。。

仕方ないので、エポキシ粘土を使います。

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60分程で硬化が始まるまでは粘土のように扱えるので、ブッシュの周りに巻き付けてヘッドに押し込み、はみ出た粘土を爪楊枝で除いて接着するのを待ちます。というか一晩置きました。

固まると加工もできない金属のように硬化するので、非常時には便利です。


で、なんとか付きました。ペグの可動具合もいいようです。

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ブッシュはノーマルのものにしました。


今度はピックガードです。

実はパーツを用意した後で気づいたのですが、HSHの場合、ピックアップの位置に標準規格があるわけでもないので、ボディのザクリとピックガードのピックアップ穴の位置は、それぞれのメーカー次第で必ずしも一致しないんですよね。

ザクリに合わせてピックガードの位置を決めるしかなく、通常より若干ブリッジよりになりますが、問題になるようなギャップではなかったので、今回はラッキーでした。。

でもピックガードのネジ穴まではさすがに揃わないので全て埋めます。

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爪楊枝に少量の木工用ボンドを付けてネジ穴に挿し込み、ハンマーで押し込みます。

余った部分はニッパーで切って、乾燥接着するのを待って穴埋め完了。

ついでに、フロイドローズのスタッドとザクリの距離が近い部分を金属プレートで補強しました。

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ネックをボディに取り付けて、ピックガードの位置を決め、新しいネジ穴をキリで作ります。

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ピックガードをネジ止めしました。

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これでボディとネックの作業は一区切りです。

次はいよいよサーキット作りです。