出産記録①の続き…
8時頃
朝食が届く。いつ陣痛が来るかわからない状況で、あまり食欲がわかず、4割程度食べる。
ダンナ到着。
昨日買ってくれた桃入りゼリーをもってきてくれたので、それを食べる。
この日の担当は若い助産師さん。色々と気を使ってくれて、全然寝てないだろうから、LDR室の中に普通のベッドを入れてくれて、午前中は寝た方がよいと。
分娩台より、ベッドがすごく快適過ぎて、痛みに耐えながら、仮眠をとる。
生まれるのは、早くて今日中、明日に持ち越しになるかもと言われ、この痛みに耐える自信がなく、どんどんと気持ちが下がる。
0時過ぎに行ったトイレを最後に、赤ちゃんが下がってきているせいか、トイレに行っても、お小水が全く出なくなる。
午前中は隣のLDR室へ別の妊婦さんが入ったためか、あまり出入りがなく、ひたすら痛みに耐える。お昼頃誕生の産声が聞こえるが、人の幸せを喜べる余裕なし。
12時頃
昼食が届く。食欲がわかず、しばらく手をつけず。
先生と助産師さん3人の回診。やはり炎症の影響で早く出してあげた方がよいと。
ベッドの上で、内診をすることに。子宮口8㎝くらい開いてきていると。これならと促進剤を使う方向へ。
その場で、助産師さんへお小水のことをお伝えし、導尿してもらう。
私は静かなお産を目指してたので、あまり声を出してはいなかったが、助産師さんにここまで進んでいたことに、すごいビックリされた。
導尿のおかげか、お腹が空き、食欲が湧いてくる。8割程度食べる。
13時頃
促進剤の準備が始まる。頻繁に血圧等も観察していくとのこと。私は寝転がってるよりも、座っている方が少し楽な気がした。
15時頃
促進剤を入れ順調に進んでいる途中、胎児モニターのアラーム。助産師さんの表情が一気に真顔になり、おそらくスタットコールがなり、部屋に助産師さん5人くらい入ってきた。
私はマスクを外され、酸素マスクに付けかえられる。ハイリスクの大きな部屋へ移動するとのことで、車椅子に移動。私は痛みもあり、驚いたせいか、涙が出る。
部屋を移動すると、先生が3人、助産師さんもたくさん。さすが、大きな病院。
原因は、強い陣痛の時に、赤ちゃんの心拍が、かなり下がっている。私が横を向いたりすると、元に戻る。
陣痛も痛いけど、陣痛の時される内診もめちゃくちゃ痛い。。
子宮口はほぼ全開になっているので、先生達は出来れば下から出したい。
私はもう早く終わるならば、お腹を切ってほしい。
しばらくまた陣痛に耐える。
血圧や熱を測るとどんどん上がる。
16時頃
赤ちゃんがなかなか下がってこない。全開になっているから、いきんでみてもよいと言われるも、そんな体力が残っていないくらい、気力なし。
血圧がどんどん上がり、血液検査をされる。結果は悪くなっているらしく、先生から提案。卵膜?を取り、赤ちゃんが下がってきてくれれば、吸引分娩にするが、赤ちゃんが下がってきてくれなければ、緊急帝王切開に切り替える。早く切ってほしい私には、まだこの痛みが続くと思うと辛すぎた。
17時頃
日中の助産師さんから、夜勤の助産師さんへ交代。優しく対応してくれた助産師さんに取り上げて欲しかったけど、また次の勤務の時に絶対に会いに行くと言ってくれた。
分娩の準備が進み、いきむ方法を教わる。
陣痛が来た時に、息を吸って、便を出す時の感じでお腹に力を入れる。その時、目は閉じず、おへそを見る。吐く時は、フーと長く吐き、息を吐き切ったら、また吸って、同じように長く吐く。細切れにするより、長く吐く方が上手く行くと。
2回目の息継ぎが、なかなか上手く出来ず、すごく褒めてもらえるけど、本当に出来ていたのかはなぞ。
私の回りには、助産師さん数人、先生3人がいて、色んな人から、こうした方が良いとアドバイス。正直とりあえず必死で、余裕はなし。多分辛くて涙も出てた。
ダンナもその場には立ち会えた。
数回いきんだところで、次の陣痛で麻酔をして、その次で、会陰切開をすると。
ここでダンナは退出。
赤ちゃんの頭が挟まっているのが自分でもわかった。
18時頃
次で、赤ちゃんを出すと言われ、赤ちゃんが戻ってこないように、先生がお腹を押すけど、負けないように、いきめと。
出てくる感じはわかったけど、何かが引っかかっていて、全部が出てきてなく、少しいきんで赤ちゃん誕生!時間は、18時7分。
しばらくすると泣き声も聞こえてきて、安堵する。
感動するかと思ってたけど、痛みから解放された方が大きかった。
出産後の処置をされる私。胎盤を取り出して、会陰切開した部分を縫われる。これがめちゃくちゃ痛かった。勝手に会陰の部分だけかと思っていたら、膣の中?の方も縫われて、痛い。30分以上は色々縫われた気がする。
処置されてる横で赤ちゃんを眺めて、吸引されたけど、頭の形は良いと言ってもらえる。
羊水を飲んでいたようで、吸引されてた。生まれすぐおしっことうんちも出たらしい。
泣き声が、オギャーじゃなくて、ふえーんって感じで可愛い。ずっとチュパチュパ指しゃぶり。体重は3182g。
ひと通り綺麗になって、カンガルーケア。思ったより体毛が生えてた。
赤ちゃんの状態も特に問題なく、私も出産後の血圧は下がり、熱はまだ少し高め。
19時頃
私の処置に色々と時間がかかり、赤ちゃんとダンナが会えたのは、19時半ごろ。しかも面会時間が20時までで、私も夜ごはんを20時前には食べ始めないと行けない。
ダンナはギリギリまで写真撮影してた。
ダンナ帰宅後、赤ちゃんも横にいて、泣いたり、指しゃぶりしてるのを眺めながら、ご飯を食べて、幸せかみしめた瞬間。
本当に無事生まれてきてくれたことに奇跡
出産は命懸けなのが、すごいわかった!
世の中のお母さんってすごいわ
ここからがスタート
育児大変やろけど、楽しみながらやりたいな