僕は小学生の頃から地元で和太鼓を習っているのですが、伝統芸能ですから所属している人の年齢層は非常に広くなっています。
下は三歳から上は八十歳までいて、僕は二十代前半なのでまだまだ子供扱いをされる事が多いです。
僕が二十歳を越えた年、仲良くしてもらっているおじいさんが僕を呼んで居酒屋に連れて行ってくれました。
まずは成人おめでとうという事から乾杯して、ダラダラを談笑しながら酒を飲み交わしていたのですが、いい感じに酔ってきた時におじいさんが真剣な顔つきで大人になると同時に必要な事を教えてくれました。
「親兄弟であっても保証人にだけはなるんじゃないぞ」
と七十歳を超えた人に言われた時、僕は保証人の制度自体を知らなかったのでキョトンとしていたと思います。
そのおじいさん曰く、バブル崩壊と同時に保証人になっていた人たちが大変な思いをしたのだそうです。
だから、何があっても保証人にはなってはいけない、と言われました。
おじいさんは保証人になって困った事に巻き込まれたりはしなかったそうですが、おじいさんの周りでは阿鼻叫喚の嵐が巻き起こっていたのだそうです。
僕はバブルが崩壊した時、二歳だったのでバブル崩壊がどんな状況を生んだのかは分かりませんが、お金で苦労すると最悪、首を括ることになるのだと教えてもらいました。
一通り、保証人の話が終わるとおじいさんがぼやくように話を始めました。
「あの時代はみんな馬鹿だったんだ。金がありゃ幸せになれると思ってた。みぃんな、それで馬鹿を見たんだ。高い授業料だったなぁ」
おじいさんが何を見てきたのかは教えてもらえませんでしたが、青いため息が漏れていたので相当バブルや保証人には嫌な思い出が詰まっているのだと思いました。
「金なんかな、細々と生きていける分だけあれば良い。大事なのは健康だよ、健康」
と言っておじいさんは笑っていました。
家に帰って少し調べてみると、バブル崩壊ではかなり多くの人が多額の負債を背負い、土地転がしをしていた人が一番痛手を被ったのだと知りました。
もちろん、そんな状況だったので負債を踏み倒したり、失踪する人も大勢いて、そこで保証人になっていた人たちが苦労をしたらしいです。
当時はまだ今ほど闇金の取り締まりも厳しくされていなかったので、家庭崩壊してしまった保証人もかなりいる、という記事を見かけました。
もしかしたら、おじいさんの周りの人の中でもそうした人がいたのかもしれません。
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