僕の街には変な奴がたくさんいる。

 

毎日、壁に話しかけているおじさんもいるし。

 

毎日、同じデニムの服とウエストポーチで女の子をナンパするやつもいるし。

 

商品は一切買わないくせに常連ぶるおばさんだっているし。

 

とにかく星の数をいるのだ、変な奴が。

 

星座何個つくれるのだろうか。。たぶん既存の星座じゃ足りないから新しいやつを作らないといけないだろうな、、そんな馬鹿げたことを考えながら、仕事場の倉庫で天井を眺めながらふて寝していた。

 

カビだらけの天井に嫌気が指して、星座の例えなんかしたのかもしれない。

 

それほど汚かった。

 

最近、知った話では、どうやら俺もその変な奴の枠に入れられているらしい。

 

まあ、確かに田舎町のショッピングモールでは奇抜な格好だし、行動もやばいやつかもしれない。

 

悲しくはなかった。

 

変な奴でとどまってるのなら、俺としてはよくやってる方な気がしたからだ。

 

本当はクズなのだ。

 

毎日壁に話しかけたりしないが、営業中ずっと先輩と下世話な話をして盛り上がっているし。

 

商品買わないくせに常連ぶったりしないけど、変に不幸ぶったりするし。

 

星座なんかになれやしない、クズなのだ。

 

 

こんなクズでもときたまどういう風の吹き回しか、しっかり接客することもある。

 

そんなときお客さんのありがとうが妙に響く。

 

俺も変われるかな、なんて映画の一コマのようなクサい台詞を思い浮かんだりもする。

 

でも、たぶんそんな大きく変われない。なんとなく分かってる。

 

 

けど、こんなクズでも星屑にくらいは死ぬまでになれるんじゃないだろうか。

 

そんなことを思いながら俺はカビだらけの倉庫を後にした。

 

倉庫を出る際に、扉に張り紙が貼ってあった。

 

 

天井のカビ掃除実施日のお知らせとそこには書いてあった。