最後に会ったのは確か二十歳過ぎくらい。それくらいから会っていない友達。
旧友、旧友?
もしかしたら旧友という表現はあまり適切ではないかも知れないな。
何故なら彼は当時 私の大親友だったから。
大親友。とてもとても親しい友達。
そういった間柄の彼に対して"旧友"という呼び方は、何だか意図していない距離感を形成する様な気がしたので、適切ではないかも知れない なんて言ってみた。うん。
そんな彼からFacebookを通じて久しぶりに連絡が来たことについて本ブログを書こうと思ったけれど、その前に彼について少し書こうと思う。
大親友だったソイツは、小学校の五年生になる頃に私が通っていた学校の同じクラスに転入してきた。同じ県内からの転入だった。
当時、何だか変わった奴だなって思った記憶がある。背が低くてヤンチャなやつだった。
そんなソイツと、恐らく真面目な部類だった私。
最初にした会話は覚えていない。
そんな感じで、特に何のきっかけも無かったと思う、気が付いたら仲良くなっていた。
修学旅行の部屋割りや行動班を決める際や、授業でペアを組む際には、特に約束もせずにソイツと組んでいた様な気がする。うん、そんな気がする…
思い出そうとしてもあんまり覚えてない事があるな…
けれど凄く長い時間一緒にいたことは覚えている。当時を振り返ったときにソイツの顔がすぐ出てくるくらいには。
もちろんだけど、凄く印象的だった思い出もある。
休日、二人で遊んだ時のこと。
その日は、学校や公園で体を動かしてあそぶでもなく、お互いの家に行ってゲームをするのでもなかった。
自転車で、自分達が行ったことのないところまで、とにかく遠くまで行ってみよう。という遊びをした。
道に迷うと大変だから、とにかく真っ直ぐ進もうというルールで。
当時は小学生。高学年になったとは言え、行動範囲はとても限られていた。
自転車を少し漕げば、新幹線が停まる駅があるくらいの大きい街まで行けたし、学校の近くには駄菓子屋や公園もある。
遊ぶのに困らない様な環境だったので、わざわざ遠くに行く必要が無かった。
そんな状況にいること対しての反動?なのかは分からないけれど、俺たちは自転車で遠くまで行ってみようと思った。
真っ直ぐ真っ直ぐ自転車を漕いだ。
大きな街とは反対側へ。知らない街まで走った。
特に目的地はなかったので 知らない街に辿り着いてからも、そこから更に遠くの知らない街を目指して 二人でひたすら自転車を漕いだ。
自転車を漕いでいる時は無敵だった。
知らない場所にいることにドキドキしていた。けれどソイツと一緒だったので不安なんかは無かった。
俺らが望めば、二人でどこまででも行けるのだと思った。
なんて言ってみたけれど、
帰り途中に暗くなってしまうのが怖かったので昼下がりには引き返すことにした。
昼過ぎに出発していたので、我々はただ2、3時間自転車を漕いでいただけだったのだ。
そんなんでも帰り道には苦戦した。
真っ直ぐ真っ直ぐ進んでいたとは言え、もちろん完全な一直線では無く、途中で曲がったりしていたので、迷わない様に慎重に道を選んで帰っていた。
ふと「あれ?本当にこの道で合ってるっけ?」なんて思い始めた時の焦燥感といったら凄かった。
小学生、知らない土地、家までの帰り道、道を1本間違えたら全てが終わる気がしていた。
そんなヒリヒリとした心境を煽る様に辺りが暗くなり始めてしまった時、泣きそうなくらい不安になったのを覚えている。
そんな時に「大丈夫、この道で合ってるから大丈夫」ってソイツが俺に言ってくれた事を今でも覚えている。
何だかとても心強い「大丈夫」だった。
私の今までの人生で出会ってきた「大丈夫」の中でも1、2を争うトップクラスの「大丈夫」だった。
そんなこんなで結果的に我々は無事に各々の家に帰宅することが出来た。
家に着いて、しばらくして、
「あぁ何だか少し大人になれた気がするな」 なんて思った。
チャリンコを往復4時間漕いでいただけなのに。
ちなみに距離で言うと
与野から蕨くらいまでの距離。
みたいなエピソード。
何だか長くなっちゃったな
これが私の中のソイツとの思い出で、印象的だったことの内のひとつ。
他にも思い付くエピソードがあるけれど、書き始めたらキリがないので本題に戻ろう。
先日、ソイツからFacebookの友達申請が来たのだ。
私はその通知を見て、承認ボタンを押すことを一度見送った。
私がどうしてその大親友からの申請を保留にしたのか?
冷静に考えると、そもそもどうしてこのタイミングでそいつからFacebookの友達申請が来たのか?
それについて書くつもりの予定だったのだけれど、ここに及ぶまでが長くなりすぎたのでまた後日続編を書こうと思う。
てなわけで唐突だけれど
ひとまずさようなら。
To be continued(^^)