朝焼け色の恋

朝焼け色の恋

自分に起きた恋の話を下手くそだけどフィクションを交えながら小説風に記録していきます。巡り合わせた方が読んでくれたらすごく嬉しいです。よろしくお願いします。

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僕は予想もしていなかった事態に言葉を失った。


「徹にここだって聞いて...」


明らかに寝不足気味の顔色をした結衣の言葉に、僕は必死に言葉を絞り出して応えた。


「そ、そっか...」


声を発して初めて自分の喉がからからだったことに気が付く。


「ちょっといいかな?」


「もちろん」


僕は結衣の眼を直視することが出来なかった。


「隣、座ってもいい?」


「え?い、いいけどここじゃ暑いから日影に行く?」


「そうしてくれると嬉しい。ありがとう」


僕たちは日影へと移動し、並んで岩場に座った。
隣に結衣がいることで僕の鼓動はますます速くなっていった。

僕らはしばらくの間、黙って遠くに見える海を眺めていた。
何て話しかけたらいいか僕は分からなかったし、結衣も同じような気がした。

昨夜の告白した場面が自然と思い起こされる。

突然の告白。
黙って走り出す結衣。

悲壮感とも喪失感とも取れない感情が再び胸の奥で渦巻く。
一方で、そういえば以前読んだ漫画でこのような告白のシーンがあったなと思考する落ち着いた部分もあった。
少しだけだが断られる覚悟が出来ているせいかもしれない。


どれ位その状態が続いたのか、結衣が「昨日は」と不意に話始めた。


「昨日はごめんね。何も言わずに急に一人で帰っちゃって」


「あ、いや、俺の方こそ突然あんなこと言ってごめん。びっくりしたよね…」


「・・・・・うん」

小さな結衣の返事をきっかけに、再び沈黙が僕らを襲った。