【諜報戦】中国はオーストラリアを飲み込むのか?

※本記事には一部引用を用いております。ご了承ください。

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11月22日

ダンカン・ルイス ASIO(オーストラリア保安情報機構)元長官が豪紙とのインタビューで、

「(中国による)スパイ活動や内政干渉は水面下で狡猾に行われている。その影響が表面化するのは何十年後かもしれないが、その時は既に手遅れになっているだろう。」

オーストラリア国外からの指令により

同氏は中国の乗っ取りは政界や地域社会、財界にも及んでいると指摘。

中国の工作員が豪政党に対して多額の献金しており、メディアや大学も標的となっているとAFP が報じた。


11月23日 

豪メディアは 香港と台湾、オーストラリアで中国のスパイ活動に関与した男性がオーストラリアへの亡命を希望している と報じた。

また亡命を希望している男性は豪の防諜機関に対し

・香港で活動中の中国軍 情報将校の身元

・香港・台湾・オーストラリアで行われている活動と内容と資金源に関する情報

が提供されたとAFPは報じている。


11月24日夜

豪のメディアグループ「ナイン」傘下のテレビ局は中国のスパイグループがオーストラリアの政治への干渉を狙い、5豪連邦議会選に高級車のディーラーで中国系の男性(32)を立候補させようと選挙資金に100万豪ドル(約7400万円)を提供したとしている。

男性はASIO(オーストラリア保安情報機構)にこの件が把握された後、選挙前の3月に遺体で見つかったが、死因は不明である。

と日本経済新聞が報じている。

※23日の亡命騒動の男性とは別の男性とされる。


話は変わるが、混乱が続く香港で11月25日に行われた区議会選挙で民主派側が圧勝し、親中派が惨敗したニュースが流れた。


11月26日 未明

台湾の台北地方検察署(地検)は上記の豪への亡命を希望している男性が工作活動の上司と名指しされた中国系香港企業の幹部夫婦が台湾からの出国を禁止する措置を発表と中央通信社などが伝えたと産経ニュースが報じた。


提言

この一連の豪でのスパイ亡命騒動で明らかになった中国による諜報戦。

中国による諜報工作に関して日本も決して他人事では済まされないと感じた。

日本政府もこの一連の騒動をどう捉えているか気になるところだ。

日本国内に張り巡らされた中国を含め他国のスパイ網は、いずれ国家を揺るがす事態を招きかねない。

スパイ防止法をはじめ、独立した諜報機関の設立といった議論をしてゆくべきではないだろうか。

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出典・引用元

・AFP BB NEWS

中国が豪政治の「乗っ取り」企図、保安機関元トップが警告 2019年11月22日


中国から亡命希望の元スパイ、豪に膨大な情報を提供 報道 2019年11月23日


・産経ニュース

香港区議選、民主派が圧勝 初の過半数、親中派惨敗 デモへ強硬対応に「ノー」 2019年11月25日


元中国スパイ証言男性の“上司”を聴取 台湾捜査当局 2019年11月26日


・日本経済新聞 

中国スパイ、擁立画策か 豪、3月に遺体で発見

2019年11月25日