加齢性男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)の2022年改訂基準について

 

 2007年に制定されたLOH症候群の基準が、2022年9月に改訂されました。

 改定後の基準と治療指針は以下。

①    総テストステロン値250ng/dL未満または遊離テストステロン値が7.5pg/mL未満のいずれかを満たす。

②    上記を満たさない場合で、AMSスコアなどを参考に、総合的にLOH症候群と考えられる場合は、LOH症候群と診断する。

③    その結果、“妥当性あり”と判断すれば、LOH症候群として、男性ホルモン補充療法を行うことが可能である。

 

 男性ホルモンの値は、総テストステロン、遊離テストステロンともに、日内変動を来すため、午前11時までに採血を行うことが望ましい。

 そのため、当、代官山パークサイドクリニックでは、初診時は、診療開始の10時に予約による診療を推奨しています。

 

 男性ホルモン値に異常をきたす場合は、男性ホルモンに影響を与える病態や合併症を鑑別するために、甲状腺疾患、慢性肝炎、肝硬変、糖尿病、高脂血症、高血圧などの鑑別、評価を行うことが重要ある。

 また、確率は低いものの、悪性疾患による消耗や副甲状腺機能低下を鑑別する必要がある場合もある。

 精神的な要因として、うつ病の評価もLOH症候群を診断する上においては重要である。