ロゼは、なぜあるのかと言われますが、実は、フランスでも、イタリアでも非常に多く飲まれているのがロゼです。
白は魚、赤は、肉。ということを常識にとらわれているといらないように思われるロゼですが、ランチなどで軽い食事をとるときは、肉や魚を挟んだサンドイッチやオープンサンドを食べる場合はとてもロゼが美味しいく感じるのです。実際南フランスのランチでは、テラスでロゼをボトルであけて皆さんでシェアしている風景はよく見るはずです。
さて、選んだロゼの説明ですね。
まず、左のスパークリングは、Vina Martina Brut Rose。ヴィーニャ・マルティナ カヴァ ブリュット・ロゼという商品。
このワインは、1777年創業のペネデスのワイナリーが造るカヴァのロゼ。瓶内2次醗酵後(シャンパーニュと同じ)の瓶熟成は9ヶ月で、苺やチェリーのフレッシュな風味を残しています。
あらゆる食事に万能な辛口で、きれいなピンク色は見た目にも華やかです。
使用されているブドウは、ガルナッチャ(フランスではグルナッシュ種)主体でもう一つのtorepato(トレパット)カタルーニャ地方の土着品種のぶどうを使います。この品種はロゼのカヴァにだけ使用できる品種です。
鮮やかなレッドローズの色合いと、さくらんぼやベリー系の上品な香りと果実味をもち、人気となっている品種です。
■ 生産地:スペイン、ペネデス地方
■ 味のタイプ :泡ロゼ・辛口
■ アルコール度:11%
■ ブドウ品種 :ガルナッチャ60%、トレパット40%
真ん中のロゼは
Ch. d'Aquéria Tavel(ャトー・ダケリア タヴェル)です。
ロゼの中でも味わいがしっかりしているのでも有名です。
ここのワイナリーはフランスの南部、ローヌ渓谷南部の右岸に位置する950haの産地で、ロゼだけを生産するAOC。1595年に初めてこの地にブドウを植樹したアヴィニョンの貴族ルイ・ジョセフ・ダケリアがメーカー名の由来です。
地区:タヴェル地区
グルナッシュ種50% クレレット種20% サンソー種15% ムールヴェドル種10% ブールブーラン種5%
ブドウは別々に醸造 瓶詰め前にブレンドし、熟成
野イチゴ、フルーツトマト、ピンクペッパーなどの香りが調和します。味わいはふくよかで広がりのある果実味を感じます。
一番右は、Domaines de la Cressonniere Cuvee Prunelle Cotes de Provence ドメーヌ・ドゥ・ラ・クレッソニエール コート・ド・プロヴァンス キュヴェ・プリュネル ロゼ 2016です。
様々なワインガイドに掲載されるドメーヌによる、プロヴァンスの親しみやすさに有機栽培のコダワリを加えたワイン。
この地方はぶどうの栽培に非常に適していた事もあり、フランスの中でも南に位置し、実は黒ブドウの生産が高くワイン生産の歴史が最も古い地域なのです。
では、何故、赤ワインを作らないかというと赤ワインは熟成に最低1年近くの煮数が必要になります。
しかし、ロゼは、赤ワインを作ると同じように黒ブドウの身を使うのですが、熟成する期間がほとんどなく出荷することができます。
つまり、保存する場所が必要ないのと、現金収入が早くなるという利点があるのでした。
是非、ロゼワインとサーモンのマリネを食べて、南フランスを感じてください。

