「蜃(しん)とは」の記事の中に
>「本草綱目」によると、蜃は蛟の属。
とありましたが、その蛟を調べましたサーチ本

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梵書では宮毘羅(クビラ)

サーチ本草綱目」によると、
眉が交生するので蛟という。長さ1丈余りで蛇に似ていて鱗がある。四足で小頭で。頸が長く、頸に白い輪のような模様がある。胸前は赭色、背上に青斑があり、脇のあたりは錦のようで尾には肉環がある。よく魚を率いて飛ぶ。

サーチ荀子』勧学篇によると
鱗のある竜のことであるという。
※「荀子」は、中国の戦国時代末の思想家・儒学者 荀子の著書。

サーチ山海経」によると、
魚が2600匹になると、蛟が来てその長になるという。

サーチ述異記』によると、
「水にすむ虺(き)は五百年で蛟となり、蛟は千年で龍となり、龍は五百年で角龍、千年で応龍となる」とある。
※『述異記』(じゅついき)は、中国の南朝梁の任昉が撰したとされる志怪小説集。

サーチWIKIPEDIA「」によると、
淡水中にあって昇天の時を待っているとされ、時運に合わずに実力を発揮できないでいる英雄を蛟竜というそうです。
本来は、八岐大蛇(八岐大蛇は川の神とされることがある)に代表される日本の水神、蛇神、龍蛇神である。ミズチのミズは水であり、チは霊的存在・霊力の意であるとされる。





日本の水神龍神は蛟なんですねひらめき電球
日本の人々が古来から蛟を水神として崇めてきたと思うと蛟に親近感が湧きましたドキドキ
茨城県に蛟神社という神社があるようです。
蛟の名は周囲が流れ海であたころの台地の姿が水を分けて進む水蛟(みずち)に似ていたためということです。






※関連記事「ナーガと龍、ドラゴンとの違い」より
インドのナーガは、クロコダイルの特殊進化したワニで、クンビーラ(俗名ガビアル)です。
ガンジス水系を中心にメコン河や揚子江中流までウヨウヨいたが、今はインドやネパールの動物保護区にわずかに生息しているのみです。
このクンビーラが日本語で金毘羅となり、航海の安全を守る神として四国の琴平町に祭られています。
$大蛇山おりがみ創作者の『わくわく日記』
クンビーラ右矢印こんぴら


<参考文献>
「龍の百科」
池上正治 著
新潮社 2000年
$大蛇山おりがみ創作者の『わくわく日記』

図説・龍の歴史大事典
笹間 良彦 著 2006年 遊子館
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WIKIPEDIA「蛟」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9B%9F

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