『大丈夫ですか?』

“えっ警察??”

振りむくと、チャリに乗った外国人。

(・◇・)?誰ですかあなた??

拍子抜けした。

スッゲー流暢な日本語を使う外国人さんは仕切りに車道から話しかけてきた

“片方に乗って押したらいいんだヨー♪”

“僕はリサイクルが趣味なんだヨー♪”

“その姿は恥ずかしいヨー♪”

『・・・何なんだよ』

『怪しさ100点なんだけどこの人』

初めはそう思っていた。

だけど、途中で真っ直ぐな助けてあげたいという姿勢に気づき、オレの扉も開いた。

そして外国人さんは歩道に来て僕が坂の上まで乗って行くから貴方は私の荷物を持ってください。と。

なんて優しい方だ。
そうして、坂の上を目指し2人で走行する。

自転車その走行中、初めての境遇に楽しくなってきて、オレは質問攻め。

“ねーどこの国の人?”

『スリランカだヨ』

“名前は?”

『ロハン』

“えっご飯?”

『ROHAN』

“・・・あーひらめき電球ロハンね!どこ住んでんの?”

『多摩川』

“マヂでっ遠くねー!?”

『イイエ。自転車で45分くらい』

“イイエがおかしいッッガーン遠いからッッ”

てな感じのことを繰り返し、誰が怪しいか分からんなった

仲良くなり、何かお礼をしたくて、坂を登りきったとこのコンビニに寄った。

“ロハン何飲む?”

ロハンはパックのコーヒー【110円】の物を手にした

“イヤイヤッペットボトルのほがいいんじゃない!?何でもいいよ!お酒でもいーし!”

そう言うと、

『お酒は飲んだことない。大丈夫ヨ』

なんて謙虚な☆

お酒の話しの流れで『僕いくつに見える?』そう言うロハン

“エッ30くらい?”って返すと

『今年で50♪』と答えた。

“エェーー見えねー!”
“50で酒も?タバコもやんないの?”

『ハイ!でも女はやります♪』

2人で、
“『ガハハハハ~♪』”だったにひひ

それから、ロハンはさっきの乗り方を俺に伝授した

出来たオレに拍手とグーサインをくれたグッド!

周りが異色の2人を見ていくが、関係なかった☆

とんでもない、楽しい1日だった★

ロハンは恵比寿でスリランカ料理のコック長をやってるらしい!

携帯番組を交換し、店の番号を聞き、ロハンは多摩川へ帰った。

必ず行くからチョキ

★素敵な締めくくりをありがとっロハン♪★

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