広告塔がある街


屋外広告物(おくがいこうこくぶつ)って

行政(自治体)の規制が厳しいんですよね。

街の景観を維持するためとか・・・。

確かに昭和の時代には街中の至るところで

手書きっぽい貼紙をよく見かけたものでした。

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今思えばそんな無秩序な屋外広告物の類いが、街の雰囲気を少々雑多にしていたのかも知れませんね。

令和のスマートな?日本の街並みは、この規制のおかげによるものなんでしょうね。

そのような状況の中で・・・

数々の規制や費用対効果を乗り越えて空に向かってそびえ立つ工作物

それが

屋上広告塔なんです・・・

それも長方形のやつ・・・


仏壇店〜青森市


意外と遠くからは目立ってないのが

屋上広告塔

ビルの間からチラッと四角いのが

見えたりして

近づいてみると

あった・・・ありました。

地元の人にとっては

〜確か!あそこに仏壇店があったよね〜

そんな効果を狙って存在するのかしら?


音楽教室〜東大阪市


ここにヤマハピアノありと・・・

自信たっぷりにそそり立っている様子

昔からずっとここでやってるんだから

ここの教室ならば大丈夫じゃない・・・

そんな安定感と安心感を与える効果は抜群

じゃないかしらん

近畿自動車道を車で走ってると

自然とヤマハピアノの文字が目に入ってくるので

YAMAHAのブランド力の維持にも役立ってるのかも


元禄寿司〜東大阪市


東大阪市の中心地

布施の誇る

ご存知、回転寿司の元祖

電光広告板プラス屋上広告塔という重ね技

近鉄電車の車窓からはよく見えます

しかし布施駅前周辺を歩いていても

意外と目立ってないんです

周囲のビルより低いんですね

各自治体の条例により違うと思いますが

商業地域なんかだと

建物の高さの三分の二以下

かつ地上から51メートル以下

とか決められてるんですね


建設会社〜東大阪市


白くて円錐形の広告塔に

赤字の⭕️が印象的です

近畿自動車道や近鉄電車からも

チラリと見えるので

あれ・・・何か見えたな

美味しそうに感じるな〜

牛乳かな?乳酸飲料かな?

と一瞬思えるほど

気になる存在です

その実は建設会社のやつでした


エンジニアリング会社〜大阪市東成区


見事な鉄脚のある屋上広告塔だと思ったら

鉄塔も作ってる会社らしいです

当然自社で設置されたと思うのですが

広告部分で魅せる

珍しい屋上広告塔に出会いました


宝石・眼鏡店〜東大阪市


近くで2本の広告塔がそびえ立っています

贅沢ですね(^^)

高架線路を走る近鉄電車からは

見えるのですが



街を歩いていると

意識して見上げなければ

わからない存在です

宝石の方は赤色の文字が

少し色褪せてきているので

やや寂しい感じも


奈良漬〜大阪市東成区


まさに近鉄電車から見えるためだけに

設置された屋上広告塔

ちなみに

この場所には奈良漬店はありません


看板の上部が欠けているので

お店潰れたのかな?

屋上広告塔だけ放置されているのかな?

そんな感じになりますが

お店は健在のようです

屋上広告塔はメンテナンスも大変だ


すし半〜東大阪市



提灯型の特殊なやつです

目を引くこと間違いなし

残念ながら

このお店は営業終了しているようです

撤去されずに残っている

まるで閉園した遊園地のような

廃墟感を感じますね


皮膚科・眼科〜堺市西区



目立つのは「皮膚科・眼科」の文字のみ

ここに病院があるよ

それが分かれば良いのだ

個々の名称なんかは必要ない

これぞ屋上広告塔のもたらす

最大の効果なんでしょうね


工具会社〜大阪市東成区


自分の勤める会社に

屋上広告塔がある人って

そんなにいないんじゃないかな

私なら社屋に入っていく

その瞬間 

少し嬉しいかも