今日はお金2.0(株式会社メタップス代表取締役社長 渡辺航陽著)を読みました。

僕が特に印象に残った点についてまとめ、感想を付け加えました。

 

僕はこの本を読んで、お金に対する価値観が変わりました。

 

まずはお金そのものについて話します。

お金とはもともと、物の価値を媒体するものでした。物々交換の時代にお互いの利害が一致しないことからお金(最初は貝殻)に普遍的な価値を持たせ、それが次第に小判など、それ自体が価値を持つようになりました。そこから貨幣の流通を促すために金と交換可能な金券になり、その金券が今の紙幣になっているのです。

 

近年そのお金は急激に姿を変えていて、お金自体がテクノロジーと結びついたFintech(フィンテック)という造語があります。著者はこのフィンテックを二つに分けていて一つはFintech1.0。これは現代のお金のルールにテクノロジーを適応したものです。例えばクレジットカードや、PayPay、LINEpayなどのキャッシュレス決済が挙げられます。もう一つがFintech2.0。これは現代のお金のルールとは全く異なる経済をテクノロジーで生み出しているもので、主に仮装通貨が挙げられます。

本書で紹介されているのは後者のFintech2.0で、これをいままでのお金の枠組みで考えてしまうと混乱してしまいます。なぜなら両者は全く異なるものであるからです。

 

仮装通貨に関しては正直理解が追い付いてない、ので詳しい説明はできませんが、、

オンライン上で新たな経済が成り立っていると考えていただけるとよいかなと思います。

 

 

次に変化していくお金の使い道について話していきます。

ミレニアル世代以前の人々の中では、生きることや働くことの目的がとにかくお金を稼ぐことにあるようでした。それはその世代の人々が戦後で貧しい人が多く、お金を稼ぐことで豊かな生活を手に入れることを目指していたからです。

 

しかし、ミレニアル世代以降の人々はある程度衣食住が整っていたため、お金を稼ぐことに対しての関心が薄まっていっているそうです。

その中で人々は生きる中で価値や信頼、共感、感謝を重視するようになっていきました。働き方やお金の使い方も変わっていき、前者で言えば社会起業家の登場、後者で言えばライブ配信での投げ銭やアーティストのライブなどが挙げられます。

 

人の購買活動は基本的に個人の欲望で動いていますが、その欲望の中身も団塊の世代では高級腕時計や、高級ブランドであったところから、最近の若い人はあまりそこに興味を示さず、よりほかのものにお金を使うようになってきています。

 

 

最後に多様化する経済についてお話します。

先ほど軽く紹介した仮装通貨によって、これから多様な経済が産まれていくことが考えられます。

今までは住んでいる国の経済ルールに縛られて生きていかねばならなかったところから、これからの時代は自由に経済を選べる時代になっていくそうです。自分が好きな経済で生きていくことができるのです。

 

そしてそういった中では「価値主義」の生き方が大切になってきます。これからは資本主義社会では注目されなかったものに価値を見出せる時代になります。YouYubeはその典型例で、ゲームの実況などビジネス的に価値を見出せるものではありませんが、実際に視聴者がつくことで共感が生まれ、それが価値になり収益を生むようになります。

また、これからAIが人間に代わって仕事をすることで、人々は仕事をする必要がなくなります。そこでは国または大企業からベーシックインカムが発行されます。ベーシックインカムは全国民が受けられる生活保護のようなものでフィンランドでは実際に社会実験が行われていました。その環境下では人々はお金に対する執着がなくなり、より価値を見出せるようなことや共感、感謝、信頼を生むことに時間を使うようになっていきます。

 

この本から僕はお金に対しての認識を変える必要があると思いました。社会的な安定やポジションよりも、自分が情熱を注ぐことができる価値あるものを見つけ、それに時間を使うことこそがこれからの時代を生きていくうえで、なにより自分の人生の幸せを考えるうえで大切だと気づかされました。