オリエンタリズムのサカクラカツミさんという方が大学に講師として来られた。サカクラさんは日本文化の特徴を理解してダンスに取り入れている方で、現在も47歳でありながら上海万博の日本館にてパフォーマンスをしたり活躍されている。
詳しくは調べてみてください。

なぜサカクラさんを取り上げたかというと、クリエイターとしての姿勢と、人生観、日本文化への深い造詣があるということでとても感銘を受けたからである。

まずクリエイターとしての姿勢。
なにかを創るとき、他の人のパフォーマンス(作品)を見ないということだ。他の人の作品を見ると、創作時どうしても頭によぎると言う。そしたら、オリジナリティは出ないし、自信が持てなくなってしまう。見なければ、素直に自分の創りたいものを追求できるという。
そして、創りあげた作品を他の人に見せ評価をもらう。この時、ほめられるような作品でなくてはならない。それが次に創作活動をする際にいい意味でのプライドになり、前作を越えるようにしなければならなくなり、前作を必ず越えるものができると言う。
これは妥協を許さないということであり、クリエイターにとって基本でありながら、経済的な面などから続けることが最も難しい点だと思う。
これをファッションで実行しているのは、まさにCarol Christian Poellだと感じ、クリエイターにはジャンルは違えど共通点があるのだと改めて感じた。



人生観と日本文化への深い理解については後日書きます。
日本からインスパイアされている海外ブランドはたくさんある。マウリッツォ・アマディ、ダミール・ドーマ、Gustavn lins、マルジェラなどなど。
それをパクる日本のブランド。
日本からインスパイアされた海外ブランドを日本ブランドがパクるというのはあまりに滑稽だと思う。もちろんオリジナリティを発揮しているドメスティックブランドもあるが。
表面だけをパクるというのは簡単だけど、日本人は海外の絶大的なクリエイターが理解できないような深いことを強みにできるのにと思ってしまう。

日本は海外から見て美的センスが高いのに、なぜ日本人はそれに気付かないのだろう。日本の美意識やかっこよさは世界に通用する。
僕もまだまだ理解できてはいないのでそれほど大声では言えないが、日本人デザイナーにどれだけ日本の美意識について造詣の深い人がいるのだろうか。もっと日本の文化を研究する必要があると思う。

あるクリエイターが『真似をしている限り、同じ土俵に立てない』という言葉が深く胸に突き刺さる。
職人気質であり、本質的なアイデンティティーを大切にしており、日本を誇りにしているという点で好印象を受ける数少ない日本人デザイナーのブランド。
なにやら、オーダーメイドラインを立ち上げたらしいので、要チェックです。
ansnamホームページにて確認できます。