解剖をされる医師から聞いた話し。



曰く、筋肉量の多い方と筋肉量の少ない方では、解剖した時に腱や靭帯の太さや強さが違うとの事。

これはトレーニングの効果によるものと考えられると・・・・・。


しかし医師や専門家の中には、腱や靭帯は殆ど血流が認められず、トレーニングをしても強くも太くもならない、と言う方もいる。


しかし人間の恒常性から考えると、右利きで右手ばかり使っていても、少しは右が太くはなるがカニの様に左右全く違う太さにはならない。
腱が細いままで筋肉だけ太くはならないだろう。
筋肉だけ太くなると、筋肉の筋力や筋張力に負けて腱断裂を起こすに違いない。

人間は怪獣は作らないし、自ら破壊する条件にしない様になっている。

筋肉が太くなるには、それに見あった腱が無いと壊れるからだ。


ステロイドユーザー等、薬物により自然な筋発達スピードが狂えば、ご存知の通り腱断裂は増える。

ナチュラルでも物凄く素質に恵まれ努力を重ねれば腱断裂はある得るだろうが、なかなかそうはならない。


腱同様に靭帯もトレーニングによる負荷で強くなる様だ。

現実から考えて至極当然と言える。


まぁ血流が少い分発達スピードは遥かに遅いだろうが。


血流云々、全体で無く部分で見る、つまり木を見て森を見ないでいると、

そんなハズ無い、と現実を無視して理屈が先に来てしまう。




もう1つは皮膚。

最近筋膜が注目されているが、そればかりでは無いお話し。

筋膜は解剖の医師から聞いて無いので言及は避ける。


あるお婆ちゃんが変死をし、解剖する事になったそう。

そのお婆ちゃんは生前腰が曲がり手足もあまり動かなかったらしい。

亡くなれば死後硬直でますます硬くなり、手足は全く動かないと言っても過言では無い。


その医師の解剖の方法は皮膚をまず剥ぐらしい。


そうするとどうだろう。

生前から固かった手足。亡くなり全く動かない手足が、グニャングニャンに動くという。



へぇ~ と思った。



それぐらい皮膚が動作を、運動を邪魔していると言う事。

だから僕の指導ではまず皮膚収縮拡張反射理論により皮膚を弛める事から入る。


皮膚を弛めれば物凄く動き易く軽くなる。

皮膚がいかに動作を邪魔しているか判る。




パーソナルトレーニングとしんそう療方の大長道場。