友人の働く大学病院の歯科医に向かった。

「どれどれ、どこが変なんだ。」

「ここの辺りがボコッと。」

「ほっほ~。でかいな。一応MRI撮らないと判らないけど歯とは関係無さそうだな。」

「マジで?昔、根の治療を途中で止めたのとか関係無い?」

「無いな。」




淡い期待は瞬時で消えた。



「MRIは担当ちがうからそっちへ回すわ。」



予約だけして後日また来た。



いろいろ質問を受けたが、全て該当しなかった。

担当医も首を傾げていた。


撮影後、別の先生に呼ばれた。





「これが撮影したMRIです。ここに大きな影が見えます。」

「はいはい(-_-;)。」

「一応、間違い無く腫瘍であろうと思われます。」

「しゅ、腫瘍~?( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)」

「しかし、まだちゃんとした検査をしてませんし、良性の可能性もありますから・・・・・。」

「!!( ̄▽ ̄;)良性の可能性という事は、悪性の可能性が高いという事ですか?( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)」

「まぁ、あの~、今回のケースは・・・・・診る限りですと・・・・・骨を溶かしていまして・・・・・こういう場合・・・・・悪性である事が・・・・・多いです・・・・・。」




物凄く気を配って話してるのが分かった。それが逆に怖かった。



「( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)大きさから言うとステージいくつですか?( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)」

「この大きさですと・・・・・ステージ4(末期ガン)です・・・・・。」

「( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)」

「それで、歯科の領域では無く、上顎洞と言って、耳鼻科になります。隣の病院へ行って下さい。今から紹介状を書きますから。」





ショックの余り、脱力状態で紹介状とMRI写真を持って隣の病院へ向かった。



パーソナルトレーニングとしんそう療方の大長道場。