ここは2100年の世界。日本はアメリカの属国となり、国家としての機能はほとんど失いかけてあった。
そして2100年9月11日、事件は起こった。
成田空港を出た多数の旅客機が何者かにハイジャックされ、皇居、国会議事堂、防衛省、東京都庁、警察本庁など日本の中枢的役割を担う建物に次々と激突した。
これにより日本は混迷の世界をさまようかに見えた、が・・・
同年9月13日、国家の一時的な保護という名目でアメリカの政府機構と軍が到着し、日本はアメリカの占領地のようになってしまった。
さらにアメリカは国連の反対を押し切り、日本をアメリカに併合、日本は事実上消滅した。
そして2101年5月ここから物語は始まる。1人の少年が日本を取り戻すための戦いがはじまった
第零話~最初のほうだけ結構まじめで、その後はギャグになるアニメってあるよね~
2100年、かつて日本と呼ばれていた国はアメリカのジャパン州というひとつの都市になっていた。
中央の都会のほうはアメリカ人が住んでいて、かつての日本人は農村部など田舎のほうに強制疎開されてしまった。
電車やバスなどの公共交通機構も日本人は差別され古くて汚い車内にしか乗れなくなっていた・・・
2101年5月
ここは病室のベッドの上、一人の男性が寝ていた。
その傍らには少年が一人、いすに座りながらずっと看病していた。どうやらその男の息子らしい。
ある日、男の容態が急変しいつ死ぬかもわからない状況になった。
少年はその横で死にそうになる男に半泣きになりながら叫んだ。
『親父!!まだ死んじゃだめだ!!頼むから死なないでくれよ』
少年の悲痛な叫びもむなしく、男の脈拍はだんだん弱くなっていった。
もうあとちょっとで死ぬという時に男は最後の力を振り絞り少年に言った。
『敏彦(としひこ)、俺はもう死ぬだろう・・・だけどな』
少年(敏彦)はその言葉をさえぎって言った。
『親父もうしゃべらないでくれ、体に響く・・・』
その言葉を無視して男は続ける。
『だけどな、俺が死んだっておまえならちゃんとやっていけるさ・・・』
ここで男は咳き込んだ、敏彦がさけぶ。
『親父!!大丈夫か!?』
親父は咳き込みながらいった。
『大丈夫だ・・・』
しばらく咳き込んだ後、男は懐から何かを手に取り敏彦にそれを渡した。
敏彦が手に取ると、それは思ったよりも重かった。
よく見てみるとそれは拳銃だった。
敏彦が動揺して言った。
『こ、こんなもんどうするのさ?大体、何で俺に?』
男が答えた。
『俺の形見だ、護身用に使え・・・』
ここで男はまた咳き込み、息が荒れながらもさらに続けた。
『そろそろ俺も死ぬみたいだ・・・』
敏彦が言った。目に涙を浮かべながら・・・
『親父、何言ってんだよ。ここで親父が死んだら、俺・・・お・・れ、どうすれば・・・いいん・・・』
男が優しく言った。
『大丈夫だ、お前なら。お前は俺の息子だろ?なら大丈夫さ』
そういって男の瞳がだんだん閉じていった。
敏彦が号泣しながら言う。
『おやじぃ・・・・・』
最後に男は言った。
『ああ、死ぬ前にもう一度、日本の国旗を見たかったな・・・』
男はここで息絶えた・・・・・
敏彦は泣き叫ぶ。
『親父~~~~~~~~~~~~~!!!!』
これは敏彦13歳のときだった・・・
そして3年後、敏彦16歳のと夏から本編はスタートする・・・・
はじめに・・・
急に小説を書くことにしました。
本当に身勝手で申し訳ないですが、自分の以前からの夢だったのでどうしてもやりたかったんです。
これから小説ばっか書くことになりますが、RED STONEの活動はずっと続けていきます。
水鯖の方はどんどん連絡ください。一緒にハンティングに行きましょう。
みなさんこれから小説を書くので愛読お願いします。では。はじまりはじまり
