私には想像力ってものがまるでない。

それに関しては時々ここにも書いているが、

妄想もしないし想像もしないし、

いつも現実でのみ生きている。

明日の計画すら立てないし、

未来のビジョンもない。

ホントに、その日暮らしで、

今しか見ていない。

 

「10年後の自分を考えて、今、必要なことをやれ」

的な自己啓発本をよく見かけるが、

私がもっとも苦手とすることだ。

 

ず~っとそうして生きてきた。

特に困ったことはない。

 

幼稚園に行って、

小学校に行って、

中学校に行って、

普通に私立と公立1つずつ受験して、

高校に行って、

みんなが大学に行くから受験して、

落ちたから予備校行って、

浪人したから共通一次受けて、

行きたかった私立に落ちたから国公立に行って、

大学卒業したら就職するものだから就職して、

なんだか結婚したくなり結婚して、

女しか子供が産めないから私が産まなきゃだし&、

子供を産んで育てるには働きながらじゃ無理だし、

どうせ働くのは好きじゃないから仕事やめて、

子供産んだら子育てが楽しくて、

ず~~っと子供たちと遊んで、

そんなある日「働いてみない?」と言われ、

バイト始めて久しぶりのお仕事復帰、

会社が潰れかけて解雇になり、

しばしのプー太郎、

プーに飽きてきたころ近所で手ごろなお仕事を見つけ再就職、

そうそう、ある日、韓国ドラマを見たらハマってしまい、

韓流ブームにどっぷり、

「韓国語って、喋れそうだよね」って友達の一声で、

韓国語まで習い始め、

ドラマから、K-POPにハマり・・・

 

私の半生って簡単すぎ。

いつも成り行き。

深く考えないの。

大きな目標も持たず、

目の前に提示されたものを選んでいくだけ。

でもそれで困ったこともないし、

後悔したこともない。

 

今の時代はさ・・・

幼い時から、未来の想像ばかりさせられて、

「何になりたいの?」

「それになるには、どうすればいいの?」

と延々、未来を考えることを強制される。

未来に到達するための通過点としての今を生きさせられる。

 

もっと今を生きればいいと思うんだよね。

大きなビジョンを描かなくても、

けっこう、楽しく生きられるのに。

 

だから、私は、

自分の子供たちには、

今を生きろと教えてる。

 

大学だって大学院だって、

就職なんて考えないで、

今やりたいことをやればいいんだよ。

なりたい職業だって変わるかもしれないんだから、

今そこまで考えて大学を選ぶことない。

なんなら働くこと前提で選ばなくてもいいし。

就職なんてできるよ。

会社は山ほどあるし、仕事も山ほどあるし。

一流企業に入れたからって、

給料はいいかもしれないけど幸せとは限らない。

会社だって一つじゃなくていいんだし、

詰まらなかったり辛かったら辞めればいいのよ、

会社は山ほどあるし、仕事も山ほどあるし。

自分の心と身体の健康が第一。

 

今の自分を大切に生きることが大切。

今の満足度が大切。

無理をしない。

無理をしなきゃいけないような計画も立てない。

高いとこ見ないで目の前だけ見てもぜんぜんいいと思う。

必死で勉強しなくていいのよ。

今やりたいだけ、やれるだけやればいいのよ。

それで、行けることろに行けばいいよ。

 

は?

変な人。

って思う人もいるかもしれないけど、

我が家は、それでOK。

それでいいのだよ~、子供たち。

一度しかない人生。

あまり深く考えるな。

ラクに楽しく生きろ~!!

 

と言いながら予備校行かせるけどさ(笑)

目の前に選択肢が多い方が楽しいし、

本人が行くって言ったからね。

自分の生きたいように、

好きにすればいいのです。

 

うちの母は、全く、

勉強しろと言わなかったし、

とにかく、○○しろと言わない人だった。

みんな好きに選んで自由に生きてきた。

でも自由には責任がつきもので、

自分で選択するというのは実はとても過酷な作業だ。

それでも、自由が大切だと私は思う。

それを母が教えてくれた。

 

だから私もそれを我が子に教える。

いい大学やいい会社に行くことではなくて、

「自分で選択する力を養うこと」が、

私の子育ての最重要課題。

「選択の自由」が自動的に付いてきます。

今の気分で好きに選べばいいのよ。

好きにしていいよ~。

かなり居心地のいい家だと思うんだけど、

どうかしら・・・(^_^;)


時に、「あれ?困った…」

ってこともあるかもしれない。

でも、そんな時のために家族がいるのよ。

友達だって居てくれる。

ひとりじゃないから。

なんだって、なんとかなる。

ちゃんと生きていけるよ。

 

ちょっと掃除が下手だったり、

料理がうまくなかったり、

アイドルにハマってたり、

変な父親しか与えてあげられなかったり、

寝坊ばっかりしてたり、

身体が弱っちかったり、

ま、ヘタレな部分が多いけど、

なかなか楽しい母親だと思うのよ。

そして全力で君らを応援してるし、

(自分なりの)全力で君らを守る。

何より全身全霊で君らを愛してる。

良かったな、君ら。

って、最後は自画自賛(笑)



言いたいことは、ただ一つ。



好きなことやれ〜!!!

好きにやれ〜!!!



あ、2つやった(笑)