「今までの人生ずっと家のローンを返すために働いてきた。

 これ以上また借金を増やすのは御免だ。」

と引越しに後ろ向きだったダンナが、やっと引越しの事を考え始めた。

これから地道に物件を探していこうと決めた時・・・


予算外の価格で諦めた物件の不動産やから連絡が。

「当社決算月につき、200万値下げ!」

それでもまだ高いし・・・スルー。


ある日、電話が鳴った。

いつもなら家族以外の電話は出ないけど、何だか出てしまったら、

不動産屋からで・・・価格が下がったので、検討して欲しいと。

迎えに行くから話を聞きに来ないかというので、

断るのが面倒くさいから行くことに。


でオフィスに行って詳しい資料を見せてもらった。

そりゃ良い物件だったよ。価格も下がったし検討したいな~と思った。

したら、ダンナ。

「もう、こんなん縁の問題で時間かけてもしゃーないから、決めましょ!

 あと、どこまで下げれます?」


まじか?値段交渉に入ってるし。

担当者が席外した時に訊いたよ。「マジで、買うん?」

「こんな物件、今まで無かったやん。決めよ。」

私、唖然・・・

願ってはいたけど、実現しそうになると、心配になる私。


が、その後は、大阪人ふたりで阿吽の呼吸で値切る、値切る!(笑)

さらに、ほんの少し引いていただいて、契約する事に。

一度帰宅して、手付金を用意して、再度訪問。

契約のテーブルに付きました。


今のマンションを買った時の記憶には無かったけど、

契約ってすごく時間がかかるのね。ビックリした。

長い長い契約書の読み合わせをしてヘトヘト。

こちらも気になる事はどんどん質問して確認します。


朝に、事務所に伺ってから、夜の10時まで。

長い1日でした。

そして、私がブラック企業で働いた給料が役に立った時でした(^^)

ダンナはビックリしてました、「そんな持ってたん!?」と。

1夜にして、私の預金通帳の桁がひとつ減りました。

切ない~けど、報われた感もある~。


我が家、現金がありませんでした。

なぜなら、借金嫌いなダンナがせっせと繰り上げ返済してたから。

でも今回、そのおかげでローンの残債が少なかったことが、

買い替えをスムーズに進めることが出来たようです。

ただ、繰り上げ返済し過ぎて、現金が無いせいで、

生活が苦しかった場面も多かったので、今回の買い替えを機会に、

また現金を貯めていく生活にしなければ、とも思いました。


ともあれ、引越しが決まりました。

新居はまだ建築中です。建売なので、なんの希望も通りませんが(^_^;)

ボンは学校に通える距離ではありますが、かなり遠くなります。

生活圏も変わります。

寂しい面も不便な面もありますが、「家に帰りたい我が家」の為に決断しました。

ダンナ、死ぬまでの長い長いローンです。


でも考えが変わりました。家を、終の住処と考えない。

払い切ることは考えず、また不都合が出たり、子供が成長したら、

もっと安い家に住み替えることにしました。

払えそうで居心地良ければずっと住んでもええか~くらいの軽い気持ちで。


で・・・

引っ越すためには、今の家を売らねばなりません。

期限が決まってます。

「買」の方が決まったので、次は、「売」の方を考えるのみ。

実は、家を売るのは、ましてや住み替えは初めての経験。

どうしたら、「買」と「売」をタイミングよく出来るのか、全く分かりませんでした。

1から勉強です。