今日も生きている。今を生きている。生きていることは、掛け替えのない日々を生きるということである。僕は映画を観る。アニメを観る。小説を読む。漫画を読む。その行為は、僕の生きる意味を教えてくれる。僕はそれだけで生きられる。

 

生きるということは難しい。痛いこともしなくてはいけない。少し嫌だなと思う治療もしなくてはいけない。そして、辛いこともある。数え切れない辛さの中で、僕は掛け替えのないことを知る。痛みの後に、辛いことがある後に、必ず意味を置いていってくれる。

 

僕の中でそれが唯一の励ましだ。生きられることが当たり前ではない。全てが奇跡なんだと思う。その奇跡のなかで、僕は生きていることに感謝しなくてはいけないと思う。生まれてくることなんて、僕には想像できないことだった。そして、どうして僕は生まれてきたんだろう。

 

そんな疑問すら浮かんでしまう。だけど今は、そんなことは思わない。命を与えられたのは、意味があるから僕に与えてくれたんだと思う。傷つかない人生なんて無いと思う。そして、傷つかない人生を歩んでいても、そこに経験という大切なものを受けてこないと、人は生きれなくなってしまう。

 

傷つくけど、そこから経験というものを与えられる。僕はその経験から自分が生きている意味を感じ取ることができた。確かに僕の人生は、傷だらけだったのかもしれない。痛みを知っているから、その痛みを誰かに与えることはしなかった。

 

僕は知っていたから。裏切られた痛みは、膨大な痛みに変わっていく。だけど、僕はその痛みを全部受けてきた。ずっと痛かった。だけどこの痛みは、今とても自分の力になっていると思う。その力になれたのは、僕のおかげでもあるが、それに気づかせてくれた人がいた。

 

その人は凄い人だ。僕の悩みは、くだらなくは無いがそれを今に活かすことができていないことだ。その人は、僕に言ってくれた。確かにあなたの通って来た道は大変だったでしょう。けれど、大変な道を歩いてきたのはあなただけでは無いのです。

 

誰もが歩いて来ているのです。だからこそ、色んな人の声を聞いてください。あなたが思っている以上にこの世界は寂しさもあるけれど、掛け替えのない暖かさを感じてください。あなたも成長していきます。と言ってくれた。

 

僕は、今できることを必死でやっている。やれることをやっている。光り輝く未来を信じ、生きている。確かに、光り輝く未来ばかりでは無いと思う。たまには、絶望を感じる時もあるだろう。それでも、生きていかなくてはならない。僕のためだけではない。

 

まだこの世で生きていきたかった人のためにも、生きて行かなければならない。恐れることなどない。いつか命は終わるのだから。僕だけではない。みんなそうだ。だからこそ、今日という日を懸命に生きることが、大切だと僕は思う。


 

今日はこんな感じで終わろうと思う。

 

2023.5.11