スティーブン・R・コヴィーの

「7つの習慣」という本をご存知でしょうか。

 

世界的ベストセラーの自己啓発・ビジネス書です。

その7つの習慣の一番最初に書いてあるのが

「主体的である」という習慣です。

 

この1番目の習慣が一番大事だという人が多いです。

 

日本国憲法でも十七条憲法でも、

最初の1つめに一番大事なものを持ってきます。

 

◎日本国憲法

「天皇は日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴であって、この地位は主権の存する日本国民の総意に基づく」

 

◎17条憲法

「和を以って貴しと為し、忤(さか)ふることなきを宗とせよ」

 

 

皆さんも一度は目にしたことがある文章ではないでしょうか。

 

1つ目の習慣「主体的である」

 

最近の個人セッションのテーマでもあるので、

私の好きな古事記のシーンで

説明してみたいと思います。

 

思い付きですが良ければお付き合いください。

 

~~~~~~~~~~~

 

まずは日本神話のこのシーンを紹介します。

「天孫降臨」というシーンです。

 

アマテラスの孫であるニニギノミコトは九州の日向、

高千穂に降臨しました。

その際にオオヤマヅミという山の神が、

自分の二人の娘をニニギの嫁にと言って差し出します。

姉イワナガヒメと妹コノハナサクヤヒメです。

 

この時ニニギは醜いイワナガを返し、

美しいコノハナだけを嫁に迎えます。

「最低~」

それだけでも女性陣からのブーイングが聞こえてきそうですが、

この話にはまだ続きがあります。

 

一晩の契りでニニギの子を身ごもったコノハナは、

喜んで旦那に報告をします。

 

「あなたの子を身ごもりましたよ」

「ん!? たった一晩で身籠るとは信じられん。

本当に俺の子か?」

 

(男が絶対にいっちゃいけないセリフ!(笑)) 

ホントにそんなこと言われたら、あなたならどうします?

あなたじゃなくても、例えば、自分の娘や孫娘や家族に対してそういわれたとしたら?

 

ここでいきなりですが!

【古事記で人生ワーク】

☆もしあなたが愛する人から

「本当に俺の子か?」と言われたとしたら、

あなたならどうします?

 

少し時間を取りますので考えてみて下さい。

 

あなたが感じる感情や

その時にとる行動はどのようなものになるでしょうか?

 

 

これには特に「正解」があるわけではありません。

あなたなりのアナザーストーリーを作ってみて下さい。

 

 

例えば、「男なんて最低。やっぱり信じられない」

と思い男性恐怖症を患うのか。

あるいわ

「もっと優しくていい男を見つけて見返してやる!」

と意気込むのか。

 

旦那を責め続ける人生もあなたの選択。

自分の信念・価値観に合わせ行動する人生にするのも選択。

 

では古事記ではどう描かれているか見てみましょう。

↓↓↓ 

 

「本当に俺の子か?」

 

と言われたときにコノハナは

 

「あなたを一途に愛する」

「愛するあなたの子を産む」

 

という『主体的』なスタンスで

火の燃えさかる産屋に入り

「誓約(うけい)」をします。

(※誓約とは、日本古来の占い。ある事柄に関し、

事前に宣言をし、その結果で、正邪・吉凶・成否を判断する。)

 

「もしあなたの子でなかったら焼け死ぬでしょう。

あなたの子なら無事に生まれるでしょう」

 

あなたに疑われようが、愛されていまいが

「私はあなたを一途に愛する」

という信念で行動し、結果を神にゆだねたのです。

 

その強さが、

困難な状況であっても見事に天孫の血を引いた子を産むことになります。

そのようにして産み落とされたこの子孫が

初代の神武天皇となり

その後2500年以上続く皇室の歴史が始まるのです。

 

◎神々の系図参照

出典:spi-com.com

 

このコノハナサクヤヒメのように

『自分の人生は自分で選択できる』

という目線が「主体的である」というスタンスです。

 

起こる事象に良いも悪いもない、

相手次第、環境次第の人生ではなく、

自分の信念に寄った生き方が出来るかどうか、

とても大事なことですね。

 

7つの習慣では

「刺激と反応の間に、選択の自由が存在する」

という表現でこのことを伝えています。

 

 

周りからの刺激(外)

    ⇓

    ⇓  ←この間

    ⇓

自分の中の反応(内)

 

 

この間にどのような行動をとるか

「選択の自由」が与えられている、ということです。

 

ネガティブにとらえるもよし

ポジティブにとらえるもよし

 

どうとらえるかは「自由」ですが、

出る結果に対しては「責任」を持たなくてはなりません。

いわゆる「自己責任」ですね。

シンプルに言えば、人生はどこまでいっても

「自分責任」です。

 

私はこの目線を『私は神』と表現しています。

自分が神となり自分の人生を創造していく。

 

「感情」という反応はとっさなので、これは事前に自分がどうするか?というのは決めておかなければなりません。これが「習慣」です。

こういうことが起きる前から、自分のスタイルを考えておく。

 

「自分だったらどうとらえるか?」

 

これが主体的である、という状態です。

古事記の神々による様々なストーリーを通して

「自分だったらどうとらえるか?」

というトレーニングが出来ます。

 

問題に直面した時、

あなたはどちらの選択をしたいですか?

 

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