つづき。
23:00
病院に到着。お腹は結構痛い。
2階のLDRに通される。
助産師さんに着替えを渡され、早く着替えるように促される。
痛いのに、結構スパルタ…と思う
子宮口チェック。3センチくらいとのこと。まだ入り口が固いのでちょっと産む時痛いかも、と言われ恐怖。
一応トイレに行くけど何も出ず。
23:05
分娩台に横たわる。
この時は
「まぁ、明け方までには会えるかな」
と言われる。
旦那、近くのコンビニに自分の朝食の買い出しに。旦那がいなくなり心細い。
ぶっちゃけ、旦那が立会いしたいって言ってても「フーン」って思ってたけど、一緒にいてくれて良かったと心から思う…。
23:20
時計を自分で確認した最後。
旦那が帰ってきた。
「もはや麻酔入れたいんやけど…」
と告白すると、
「んー、のりこにまかせるよ」
と言われる。
助産師さんには
「何言ってんのー。もう出てくるよー」
と笑われ、あまり相手にされない…。
陣痛のたびに、
「もういやだ! 麻酔いれたい!」
と叫んでいたら、
「ヴィトン買うんでしょ?」
と旦那に言われる。
助産師さんにも
「そうなの?」
と言われ、後々励ましに使われる…
でも、
「もういらない! ヴィトンいらない!」と叫んでいた私
23:52
助産師さん2人が、
「日またぐかなー、どうかなー」
「あっ、あと8分かー。日はまたいじゃうかなー。」
と会話しているのが聞こえる。
「23時に病院来たのにたった1時間で産まれるわけないじゃん! 何言ってんの、この人達…。変な期待させやがって…」
などと、心の中で思う…
破水前の呼吸法に随分慣れた頃、破水。
「破水すると痛みが変わりまーす!」
と言われる。
なるほど、痛みが変わった。
なんていうか、めちゃめちゃ大きいウンチを出したい感じ!
これが、俗に言う「いきみたい」感じか!?
第二子を出産したママ友が、
「1人目はいきみたくても、子宮口が全開にならないといきんだらダメって言われて辛かったけど、2人目は7センチくらいでいきんでいいよって言われるから楽だよ~」
と言ってたのが脳裏に浮かぶ。
第一子を無痛で産んでる私には何のことやらさっぱりだけど、助産師さんも「いきむな」と言わないし、遠慮なくいきませていただきます。
脳内で、大きな大きな黒いゴムのような物体を押し出すイメージで頑張りました。
陣痛のたびに、
「いーーー!たーーー!いーーー!」
「もういやだーーーー!!」
「はやくでろーーーー!!」
などと大声で叫びつつ
仲良しの同期Aちゃん出産時に、Aちゃんの旦那さんで同期が「聞いたこともない声でずーっと叫んでた…」と言っていたのを思い出し、
「そうかそうか。あのAちゃんでも叫んだのか。じゃあ私も叫んでもよかろう…」
などと思いながら叫んでました。
人間案外あんな局面でもどこか冷静なものですね
叫べば叫ぶほど力がお腹に入る気がして、必要以上に叫んでいたと思います。
陣痛がやってくるたびに、旦那の腕を爪を立ててぎゅーーーーーっと掴ませていただきました。
痛みが旦那に伝染してくれるような気がしたのと、自分の痛みを少しでも一緒に体感してくれるような気がして、とても気が楽になりました
(出産後、旦那の腕は大変なことになってました 私の爪もボロボロでした)
「あと少しだよ!」
とどんなに助産師さんに言われても信じてませんでしたが(どんだけ…)、
主治医のS先生が来ていたのに気付いて、「あぁ、ホントにもうすぐなのかも?」
と思いました。
つづく。