12月23日




僕の家族と妻の兄弟で順番に



妻の看病をしていった



でも、もう看病と言う言葉は当てはまらない



ただただ、妻のその日が来るのを



待っているだけの日々やのに……






その当時の事を思い出してみたら



葬儀場の事を考えたり



お坊さんの事を考えたり



担当の看護婦さんと普通に世間話をしたり



普通に笑ったりしていて



悲しいとか、つらいという感情は



全く無かった





僕が妻に対する感情は



どこかにいってしまっていた




もう、完全に壊れていた自分がいたと思う







そんな状態の時に



連日続いていた看病の疲れから



娘が高熱を出して、倒れてしまった……




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