また今日も書きかけの記事が消えたのだけど、それで、逆に、もともと書いてたのとは全然違う話をすることにした。



博愛主義な方には不快な内容かもしれないので、嫌な気持ちになりそうと思った方は、読んでから文句言う前に潔くスルーしてください。




私はこう見えて(見えてない)全くの差別主義者なんで、感性が全く違う人に博愛面して媚びる気はないです。今日は。


自分で言うのもなんだけど、普段はそんな雰囲気全然ないですけどね。




さて、なんで突然命とかいう重いテーマの話をするかと言うと、仕事行くときに、あった出来事に関係というか触発されてまして。


通勤路で、雀が死にかけていたんです。


最初、遠目から見たときはあの、紐引いたらカツカツなるキツツキの玩具ってわかります?それか、熊本の木で出来たあかべこの玩具みたいな、あんな感じで、鳥が地面に向かってペコペコしてるなって、そんな感じだった。


それが、近付くと、片羽はぼろぼろになっていて、片足がなくて、飛べないし歩けもしないのを必死に体を起こそうとしていて、それで立ち上がれないでもがいてた動きがペコペコしてるように見えてたのね。


それが道の真ん中らへんでさ。


住宅街だから、昼前の時間そんな頻繁に車がたくさん通るわけではないけど。


でも、たぶん車にぶつかったとかで怪我したんだよね?



…こんなこと言ったら不謹慎かもだけど、普段そのへんで見る雀って、なんていうか、マスコットキャラクターみたいな、なんか可愛らしくて無害などこにでもいる存在、みたいに思ってたんだけど、道路の真ん中でこのままだと弱って死んでいくのかもしれない姿を見たら、なんかものすごく、これは命だ、って思ったんですよ。


ただただ無害な存在と思っていたものが、必死に生きることに執着しているような姿に。


で、その前の日に私、道路でほとんど死にかけてた蝶も見たんです。


まぁ、もともと蝶が嫌いだからっていうのもあるけど、それを見たときは、蝶だ、嫌だな、以外でなんとも思わなくて、醒めた目で見てて。


一寸の虫にも五分の魂とは言うけど、私は恐らく、種類によらずどんな虫が死ぬのを見ても、嫌な気持ちになるだけで、そこに命がある!とは思わないだろうと。


皆、口にしないだけで、個々人の考え方の差はかなりあるかもしれないけれど、どこかの部分に、命や魂があると感じるもの感じないものの線引きをしていると思ってて。


産婦人科の関係かな?の記事をどこかで読んだときに、胎内でどこまで育ったら人間の赤ちゃんの命だと感じるか、みたいな話があって、それも一種の、命の線引きみたいなものと思う。


そして、偶然の今のこの世界、少なくとも私の周辺では、平時ゆえに病気や怪我や老衰で人が亡くなるとき、基本的に一人一人を尊び敬い、別れに悲しむことが出来ているけれど、状況が激しく変われば、人やそれ以外のものの命の重さなど、簡単に軽くも重くもなると思ってる。


草花や木は命か?肉眼では見えない生き物は?細胞やウィルスにも命を感じるか?


鶏卵にも命を感じていたら食べられないのか?

肉は?



今よりずっと厳しく、人の命を選別しなければ生き残って行けない世界にもしも、私が生まれ落ちたならば、きっと捨てられる子供だったのじゃないか、と想像したことが以前から何度か、いや何度もあって。


そうではないと誰かに言われたい自分と、もしもそんな世界で生きていられたなら恨みを持って選別する人間になりそうな自分がいて。


命って、結局なんなんやろうな、って。






生きるのが辛い世界でも、あなたに生きていてほしい、と願う人がいることではじめて、命を命たらしめる、というか。


つまり、何もしてあげなかったけど、私は心の中で、雀に生きててほしい、と願ったわけですね。


世界が違えば選別されてなくなってたかもしれない命(私)が、では世界に感謝して生きてるかと言えば、そんなことないのが残念だけどな(笑)


自分のことは棚にあげても、しょーもないやつがたくさんいすぎて地球が可愛そうだ(笑)


あ、こないだ読んだ『神の棘』も影響してるかも。


どうにも、私は教会や聖職者側にはイマイチ共感しきれないんだよなぁ。


思考停止な戦争反対派にも。


反対するならするだけの、論や実をもって叫べと。


反対派が嫌いなわけじゃないのよ、反対するならするで、論理的に反対し、結果に結び付く行動をしてる人ってどんだけいんの?って話。


人間は怒りや利益にも目が眩むけど、悲しみも同じくらい目を眩ませていることに、気付く当事者は多くない。



こんなこと考えて生きてるから、身内が死んでもまともに悲しんだことがないんだな…。

難易度高いけど、たまには誰かと『命』について重く語り合うとか、ちょっといいなぁって思う。








余談ですが、雀に遭遇したのは出勤時だったので、何もできずにそのまま仕事行っちゃったんだけど、帰りに同じとこ通ったときには何もいなかったので、生きてるか死んでるかはさておき、誰かがどこかに動かしてくれたんだと思われ。


あと、棲み処に花いけといてなんだけど、私は花にそんなに命感じてはないかなぁ(笑)