「震災孤児は18歳まで無償」ソフトバンクモバイルの孫正義社長が表明。
http://narinari.com/Nd/20110315238.html?xml

このニュースを見て、孫さんの先見性と決断力はずば抜けているなと感じましたね。

これは社会性もありますが、今後の戦略としてもかなり有効的だなと思います。

ソフトバンクは現在、電波が繋がる範囲が98%です。

と言われても、わかりませんよね(笑)
他社は、auとドコモは99%。
この1%の差というのは、数字で見ればそんなにないかもしれませんが、
ソフトバンクユーザーならわかるかもしれませんが、auやドコモのユーザーが電波あるのに、
私(ソフトバンクユーザー)の携帯の電波がない...

この1%を埋めるべく、孫さんは様々な策を打ち出し全国に大基地局設置だけでなく、小基地局設置も推し進めています。

そこで、今回の孫さんの策は同時進行でシェア拡大が可能になりますね。

低年齢層のユーザーを増やし(無償)、家族割だと親も安くなるし通話料無料になる。
→単純に被災地の方々のソフトバンクユーザーが増える。
ユーザーが増えるということは、その地域での電波があることが必須だから、必然的に電波が繋がる範囲を広げることが出来る。

孫さんは、長期的視点から今回の策を出したのだと思います。
しかも、孫さんはそれを自社HPで公式発表するのではなく、ユーザーにより近いtwitterで公表するというのはすごいなと思いましたね。

都心でホテル経営してる人が、電車が止まったことでホテルの宿泊需要が高まると読んで、宿泊価格を引き上げたというところがあるみたいです。
しかし、その経営者はホントの短期的視点でしか見れていないため、長期的に見てかなり損失でしょうね。

全ての経営者が、長期的視点に立って経営をすれば、それが結果的に自社のプラスにもなり、社会へのプラスになるのだと思います。

このような有事の時に、「自分が、自分が」と利己主義になればなるほど、最終的に自分が損をすることでしょう。
自分の利益ばかりに目を向けるのではなく、利益は社会に与えてもらうものと考え、結果的に利益が出たというように考えれば、今は利益を求めすぎるのはデメリットでしょうね。

しかし...
孫さんの頭(思考プロセス)はわからない(笑)
見れることなら、孫さんの頭の中をのぞいてみたいものです(笑)
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