厨二病ブログは基本的にネガティブに短編の厨二文章を繰り広げます。
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いつもありがとうございます!
厨二病のブログ主です。。

え~。。。
やっぱり定期的にブログ書くのは無理でした!笑
出来ない厨二病で申し訳ない!笑

それでもいいねしてくれる皆様に感謝致しマッスル🙇🙇🙇
本当奇跡ですわ。。
アクセス数も伸びたり縮んだりでおもろいなあ。。(アフィとかやってみればやる気出んのかなあ)

はい。
お見苦しい感謝でした!
おやすみなさーい(=゚ω゚)ノ
これからもがんばりまふ!
程良い温度で心地よい静かな夜だが、鈴虫は落ち着かなかった。
寝ようとしても横になって寝れない。
どうしても背中のあたりに力が入ってしまう。
少し濡れて柔らかい土の上でも同じように落ち着けなかった。

それも鈴虫のある悩みに依るものだ。
最近自分の住処が大雨で流されてしまい、ここ数日はそのまま残留して生活が悪くなることはなかったが、その余裕もあと1週間でつけられなくなってしまうと判明したのだ。
そのため住処を何処かに移さなければならないのだが、割と色々な選択肢が有り鈴虫はずっとその事で悩んでいた。

選択出来る住処は多いがどれも大きなリスクを背負っている。
生まれた頃から代々親の受け継いだ土地で育っていたため、一族の、そして鈴虫個人としての大きな決断を下すのは初めてだし、移動するのが面倒くさいのはもちろん、大きな責任を負わされるのがとても嫌だった。
とはいえ、選ばなければならない。
消極的な気持ちが抑えられず、ここ数日はダラダラ1日を無駄に過ごしているが、いつかは現実を見なければならない。

住処について相談した友達にも言われた。
「実は移動しなくてもこれまで通り生活出来るって思ってないか?」って。
これまで通りの生活ってのが肝だ。
ガキの頃みたいに過ごすことはもう一生出来ないし、それと同じ喜びを感じることも不感症になった大人の身体ではもう不可能だ。

物事はいずれも時間に従って流れている。
手付かずのものは残るが、荒らされた後は消耗するだけになる。
既に大雨は降った。
重い背中の甲殻をギシギシ言わせながら、りんりんりんと三つ鳴いた。
鈴虫の音色はかつてほど若くなかった。

鈴虫はようやく目を閉じ、次に目を開けたら流れを自覚して移動先の決定と準備をすることを誓った。
ただこの一回だけの事ではなく、これからもそう生きなければならない。
鈴虫は生きる辛さを噛み締め、目の前が真っ暗で明日に希望が持てないが、それでも寝ようと努力した。
悩める夜はこれからも続くだろう。