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〝記憶は思い込みだ〟
〝記録じゃない。事実とは違ってる〟
〝記憶は自分の確認のためなんだ〟
レナードは、10分間しか記憶を保てない健忘症だから、自分の記憶を頼りにすることができない。
そんなレナードだが、「記憶は思い込みだ」と言っておきながら、健忘症になる前の自分の記憶にはしっかり従うところに人間の愚かさを垣間見る。
記憶はアテにならない。
人は、自分の都合のいいように記憶を塗り替えてしまうからだ。
ではメモ(記録)はどうか。
これもメモ(記録)だけではアテにならない。
記憶があってこそ、メモ(記録)は活きる。
メモ(記録)を見て、書いている場面を思い出す。
そうして記憶はよみがえる。
記憶だけでも事実にはたどり着けないし、記録だけでも事実にはたどり着けない。
思い出せない時に、自分ならどうするか。
クリストファー・ノーラン監督作品は、筋を追うよりも、〝自分ならどうするか〟を考えるほうが、自分の人生において役に立つ。
事実よりも、自分なりの解釈をとる。
なぜなら、事実(答え)は、クリストファー・ノーラン監督しか知らないのだから。