九州サッカーリーグ 板付FC−FC延岡AGATA | 写真家・久冨大のフットボール日誌

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2年ぶりの九州サッカーリーグを取材。

今回は今シーズン初めて九州リーグに昇格を果たした板付FCを取り上げる。

 

 

【レポート】

対戦相手は3位と上位のFC延岡AGATA、残留争いの板付にとっては格上で、やはり押し込まれる時間が長くなる。

 

14分、阪本 将基からのクロスに永松 勇人がスライディングで合わせてゴールに突き刺し、延岡が先制する。

 

板付はフリーキックやロングスローから攻撃を試みるが攻め切れず、前半のシュートは1本に留まった。

 

延岡に何度もバイタルに侵入されるが、追加点は与えずに前半を終了する。

 

前半を1失点で切り抜けた板付だったが、54分に内山田 太輝にゴールを許す。

 

板付も仕掛けるが、得点に結びつけることができない。

 

終盤は体力が切れてしまい、立て続けに3点を奪われ0−5と大敗を喫した。

 

 

【コメント】

板付FC 西村 信彦代表

Q:今季から初の九州リーグですが、ここまでどのように感じていますか?

 

A:球際、パススピードで一番違いを感じています。

あとは、チーム練習を週に2回行っていますが、他のチームと比べると少なく、練習量について考えているところです。

 

Q:チームを立ち上げた経緯を教えてください。

 

A:最初はサッカーを続けたいが為にチームを作りました。

私が高校を卒業して、大学で続けるのではなく、自分たちでやりたいと思い、地元の仲間と22年前にチームを立ち上げ、一つずつ昇格してきました。

 

Q:このブログは高校生が多く見ているのですが、卒業後もサッカーを続けたいと思っている選手に社会人サッカーの特徴を教えてください。

 

A:学生時代には知り合うことがなかった選手がいて、チームごとのアイデンティティがあり、それを学ぶ中で会社とは別のところで社会勉強ができるところが、このカテゴリーの良いところだと思います。

 

 

西元 耀星選手兼任監督

Q:試合の感想をお願いします。

 

A:想定していたAGATAさんのサッカーとは少し違ったというのが、上手くいかなかった部分かと思います。

僕らも前回の戦い方と少し変えた部分がありましたが、それ以上に想定していないサッカーをされたので、そこへの対応に時間がかかってしまい、押し込まれて疲労が溜まり、最後の失点につながったかな感じています。

 

Q:このチームに加入した経緯を教えてください。

 

A:最初は社会人でサッカーを続けようとは思っていませんでしたが、キャプテンの山﨑 誠也が、大学の2つ上の先輩で、誘われたことが社会人サッカーのスタートです。

 

Q:このブログは高校生が多く見ているのですが、卒業後のサッカーについてアドバイスをお願いします。

 

A:あまり社会人サッカーは知られていないと思いますが、入ってみると思った以上にガチなサッカーがあり、特に九州リーグなどは更に上を目指すチームも多く、そういった存在を知ってもらいたいと思います。

プロになれなかったから辞めるのではなく、AGATAさんのようにJリーグを目指すチームや、板付FCのようなチームで続けてサッカーを楽しむことを広めていきたいと思いますし、学生の選手にも視点を向けてもらえたらと思います。

 

 

【板付FC】

福岡県福岡市の博多区板付を拠点に2002年に設立される。

福岡市リーグからカテゴリーを上げていき、2022年に福岡県1部リーグで初優勝して23年に連覇を達成すると、九州各県リーグ決勝大会で準優勝し、九州リーグ入れ替え戦に勝利して、今シーズンから初の九州リーグを戦っている。

 

板付FCホームページ