11月23日、福岡フットボールセンターシニア交流試合 | 写真家・久冨大のフットボール日誌

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プリンスリーグが行われている隣のピッチでは、65歳以上と70歳以上のチームが九州山口、そして東京から集まり、交流試合を行っていた。


シニア世代の全国大会などが開催されていることは知っているが、この世代の試合を観戦した経験はなく、プリンスの取材終了後に急遽、取材を行った。

第1種や高校世代と比べれば、スローテンポではあるが、歴としたサッカーである。何十年とプレーしてきたであろう経験は、決して侮ってはいけない物だった。




東京の選手から話しを聞くと、都内には20ほどシニアのチームがあり、リーグ戦を盛んに行われていて、僅かだが、JSLでのプレー経験がある選手もいるという。

福岡チームの選手に話しを聞くことが出来た。

福岡チーム、白水 清己選手


Q:サッカーを始めたのは、何歳の時ですか?

A:私は学生時代は体操の選手で、サッカーは社会人になってからです。卒業後に体操を続けられるクラブがなく、メキシコオリンピックで日本が銅メダルを取った時期だったこともあり、刺激を受けて『俺たちもサッカーをやろう!』と始めました。

Q:これから、何十年とサッカーに関わることが出来る学生たちに、メッセージをお願いできますか?

A:上手くて、情熱を持っている選手は多いですが、プロになれるかだけを強く見てしまう傾向があり、それ以外はサッカーから離れていく傾向にあると思いますが、社会人になって、地域のクラブで指導者や審判になる道、その楽しさを、もっと積極的に指導者が教えて欲しいと思います。

プロだけでは間口が狭すぎるし、そこだけを目指すから、プロを挫折したら辞めてしまう人が多いことは、もったいないと思います。

本当の意味でサッカー文化を根ざしていく為に、指導者が色々なジャンルの中から、サッカーに関わる道を示してあげて欲しいと思います。

【写真家の独り言】
シニアの試合を見ながら、『高校生の選手たちが60代になってサッカーをしてる姿を、70代の私がカメラを構えていたら』と想像した。
今、取材をしている選手たちは、この先何十年、どんなサッカー人生を歩むだろうか?